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2019年11月3日。それは、歴史が動いた日だった。嵐がSNSのアカウント開設を発表したのだ。

その直前の10月9日にYouTubeアカウントを開設していた嵐だが、Twitter、Instagram、TikTok、Facebook、Weiboなど5つのSNSでアカウントを開設。その反響はすさまじく、当時はさまざまなメディアで取り上げられていた。

あれから半年が過ぎた。現在、YouTubeのチャンネル登録は292万人。さらに各SNSのフォロワーは次のようになっている。

Instagram 4,210,000
Twitter 2,350,000
TikTok 1,500,000
Facebook 375,953
Weibo 300,131

各SNSで同一人物がフォローしていることもあるだろうが、わずか半年で1,100万人ものファンを獲得しているのだ。

ジャニーズタレントといえば、かつては肖像権保護の観点からインターネット上の写真公開を認めていなかった。そのためメディアが会見記事をアップする際は、タレントの写っていない写真を使用。雑誌の表紙などを公開する際にも、特別な処理を施す必要があった。

だが2016年以降、段階的にネット上の画像や映像の使用を解禁。そして2018年1月31日からは、会見や舞台挨拶などの写真についてネット掲載を認めることになっている。

「SNSも少しずつ解禁するようになっています。かねてより『ジャニーズはSNS界の眠れる獅子。進出すれば凄いことになる』と言われていましたが、その言葉は正しかったといえるでしょう。2018年6月には山下智久さん、同年12月には木村拓哉さん、19年8月にはSnow ManがWeiboのアカウントを開設。一瞬にして、SNS界の勢力図を塗り替えようとしています」(スポーツ紙記者)

そしてきわめつけが、冒頭の嵐だった。

本誌は、現在のジャニーズのYouTubeのチャンネル登録者数およびSNSのフォロワーを確認してみた。すると、編集部が確認できただけでも総勢なんと1,700万人!

<Instagram>
木村拓哉 2,080,000
山下智久 4,940,000
SixTONES 1,030,000

<Weibo>
木村拓哉 2,495,297
山下智久 1,753,674
Snow Man 921,700

<YouTube>
Johnny’s official 1,640,000
ジャニーズJr.チャンネル 1,130,000
SixTONES 768,000
Snow Man 728,000

さらに冒頭の嵐もふくめると、2,800万人というとてつもないコミュニティになる。2,800万人といえば、東京都の推計人口総数(13,951,636人)を2倍以上にした数字だ。

もっといえば、この数字はジャニーズだけでもまだまだ一部のアーティストやグループ。今後も参入するアカウントが増えれば、その数字はさらに跳ね上がることが予想される。

遅れて目を覚ました“眠れる獅子”たち。その快進撃は、これからも続きそうだ。