子どもの成長を目の当たりにした出来事を描いた漫画「伝えること、信じて待つこと」がSNS上で話題となっています。思い通りにいかなかったり失敗したりすると、物に八つ当たりすることの多い4歳の息子。そのたび、母親は「物を投げてはいけない」と伝えてきましたが、理解されずに悩んでおり…という内容で「成長に感動しました」「伝え続けること、大事なんですね」「お母さんもすごい、見習いたい」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。

1歳半ごろから、物を投げるように…

 この漫画を描いたのは、ひなたに はな(ペンネーム)さんです。漫画は子どもの成長を忘れないように描き始め、現在も育児漫画中心にインスタグラムで発表しています。

Q.今回の漫画を描いたきっかけは。

ひなたに はなさん「このときの息子の行動にとても成長を感じ、その成長を残しておきたかったので漫画にしました。また、今までの自分の対応や伝え方も振り返るきっかけになったので、それも交えて描きました」

Q.自分の気持ちを抑えられた、きっかけはあったのでしょうか。

ひなたに はなさん「きっかけというものはありませんでしたが、3歳から4歳になるにつれて少しずつ頻度が減ってきたように感じます。『腹を立てて物を投げる』という行動は1歳半ごろから始まっていて、2歳ごろは毎日のように、機嫌が悪くなるとポイポイ投げていました」

Q.物を投げてしまうことに対して、どのようなことを心がけて伝えていましたか。

ひなたに はなさん「わざとではなくても、人がいる方に投げてしまったときはすぐ注意しますが、そうでないときはまず、息子の気持ちに寄り添うことを意識するようにしていました。息子の場合、強く注意するとその行動が悪化してしまうことが多いので、落ち着いているときに『どうして投げてはいけないのか』を伝えるようにしています」

Q.普段から、できなかったことができるようになったときは褒めているのでしょうか。

ひなたに はなさん「何かができたことに対して褒めたり、うれしいと伝えたりすることは普段から、できるだけたくさんしたいなと思っています」

Q.現在も、自分の気持ちを抑えることは続けられていますか。

ひなたに はなさん「八つ当たりで物を投げる姿は、ほとんど見なくなりました。ただ、おもちゃや工作などで思い通りにいかずに腹を立てている様子は、まだよく見かけます。以前と比べて、腹を立てながらも納得するまで頑張り続けたり、ぐっとこらえて諦めたり、そこから、他の物事へ意識を向けるような気持ちの切り替えが上手になったなと感じます」

Q.その行動を続けていくための対策は。

ひなたに はなさん「息子の気持ちが爆発する前にさりげなく手伝ったり、他の事をしようかと提案して、気持ちの切り替えを促したりすることをしています。できるだけ見守り、うまく気持ちをコントロールできたときはしっかり褒めることが理想だと思います」

Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。

ひなたに はなさん「息子のささやかな成長を見守ってくださる温かい言葉をたくさん頂けて、とてもうれしかったです。また、同じような悩みを持っている方から、『伝わると信じて待ってみようと思います』といったコメントも頂いて、大変な子育ての日々の中で、そんなふうに、少しでも何か役に立てる部分があったら何よりだなと感じます」

オトナンサー編集部

漫画「伝えること、信じて待つこと」のカット=ひなたに はな(maru__mama__days)さん提供