サルがコロナ強奪

インドの猿がコロナ強奪/iStock

 インド北部ウッタル・プラデーシュ州の病院で、スタッフが1匹のサルに襲われ、コロナ感染者の血液入りアンプルを強奪されるという事件が起こったそうだ。

 5月29日(現地)に投稿された動画には、病院敷地内の木の上にまで逃走したサルが、血液サンプルと一緒に奪った手術用手袋らしきものを食べている場面が映し出されている。

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Monkey steals blood samples suspected to be of Covid patients in UP’s Meerut

サルに盗まれたコロナ感染者の血液サンプル

 幸いなことに、血液サンプルはのちに回収され、破損等はないことが確認されたとのこと。

 事件が起きたインド・メーラト医科大学病院の関係者によると、サルに奪われたのはPCR検査に使われた綿棒ではなく、当時病院で治療を受けていたコロナ感染者から採血された血液だったという。

 コロナウイルスが運ばれるときは専用の箱に入れられ、剥き出しになっていることはないので、PCR検査用綿棒が動物に盗まれ、それが感染源となってウイルスが拡散するような心配はないとのことだ。

 なお、現時点において、新型コロナがヒトからサルにうつることを示した科学的な研究はない。ただし、イヌやネコなど、感染者の身近にいる動物で感染が確認されたケースはいくつかある。

References:ndtv. / usnewsなど/ written by hiroching / edited by parumo

全文をカラパイアで読む:
http://karapaia.com/archives/52291372.html
 

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