パリ・サンジェルマン(PSG)は31日、インテルからレンタル加入中の元アルゼンチン代表FWマウロ・イカルディ(27)を完全移籍で買い取ったことを発表した。契約期間は2024年6月30日までの4年となる。

なお、移籍金に関しては『スカイ』などイタリアメディアは、5000万ユーロ(約59億8000万円)+ボーナス800万ユーロ(約9億5000万円)の総額5800万ユーロ(約69億4000万円)と報道。

一方、『RMC sport』などのフランスメディアは、5000万ユーロ+ボーナス500万ユーロ(約5億8000万円)の総額5500万ユーロ(約65億8000万円)と伝えている。

昨夏、6シーズンを過ごしたインテルを追われる形でパリに新天地を求めたイカルディは、今シーズンの公式戦31試合に出場し20ゴール4アシストを記録。先月末に打ち切りが決定した中、リーグ・アン制覇にきっちり貢献した。

ただ、買い取りオプションが7000万ユーロ(約83億8000万円)という高額な金額に設定されていることもあり、新型コロナウイルス(COVID-19)による財政面への影響を危惧したPSGは、当初オプションの行使を見送る構えだった。

しかし、来シーズン以降もイカルディを構想に含める気がなかったインテルは、余剰人員の整理に向けて移籍金の減額を受け入れ、前述の金額での売却に踏み切った。

なお、PSGはクープ・ドゥ・フランス、クープ・ドゥ・ラ・リーグの国内カップ決勝、ベスト8進出を果たしているチャンピオンズリーグ(CL)と3つのコンペティションを戦う可能性を残している。

そのため、正式に“パリの巨人”の一員となったイカルディの更なる活躍が期待されるところだ。

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