ごみ箱

 福岡市(154万900人)は、市内居住の外国人を対象に、ごみ出しルールを10種類の言語で案内するサービスを開始した。スマートフォンなどの端末でQRコードを読み取ると、端末に設定されたユーザー言語でごみ出しの基本ルール(ごみの分け方、ごみを捨てる曜日・時間・場所、1枚の袋に入らない大きさや重さのごみの捨て方)を表示する。対応言語は、日本語、英語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語ベトナム語タイ語ミャンマー語ビルマ語)、タガログ語(フィリピン語)、インドネシア語ネパール語で、日本語ページは災害対応の広報でも使用される「やさしい日本語」を使用。日本語にまだ不慣れな外国人にも分かりやすい内容で案内している。各区生活環境課等でQRコードが印刷されたチラシやポスター、屋外対応シールを配布している。

 また、市(担当:収集管理課)は、LINEでの粗大ごみ収集申込みとLINE Payで粗大ごみ処理手数料を支払えるサービスを行っている。LINEでの粗大ごみ収集申込みは19年5月から全市で本格実施。粗大ごみ処理手数料支払いは同年7月から中央区で限定実施していたが、20年1月から全市に広げた。

(月刊「ガバナンス」2020年4月号・DATA BANK2020)