かつて日本の半導体産業は世界をリードする立場にあった。一時は世界シェアの50%以上を日本が掌握していた時期もあったが、現在のシェアはすでに一桁台となっている。

 シェアの落ち込みを理由に、日本の半導体産業は「没落した」あるいは「衰退した」と言われるが、中国メディアの今日頭条は27日、米国の半導体メーカーであるIntel(インテル)は毎年、優れたサプライヤーを表彰していると紹介し、多くの日本企業が表彰されていることは「日本の半導体産業は没落などしていないことを示すのではないか」と主張した。

 インテル3月24日、2019年を通じて品質とパフォーマンスに対して強い責任感をもって取り組んだサプライヤー37社を表彰したことを発表したが、記事は「インテルから表彰された37社のうち、上場企業は22社あったが、そのうちの10社が日本企業で、米国企業はわずか3社しかなかった」と紹介した。

 さらに、上場していない複数の日本企業も卓越した製品やサービスで表彰されたことを伝え、日本企業は確かに半導体製品のシェアは失ったが、半導体産業において高い競争力を持つ日本企業は多いことを強調し、「日本の半導体産業は没落などしていないことを示すのではないか」と論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

没落したと言われるが・・・日本の半導体産業は没落などしていない=中国