AIなどの先端技術を活用したデジタル化ソリューションを提供する株式会社ジーエルシー(所在地:東京都港区、代表取締役:金子 裕輔、以下「ジーエルシー」)は、新型コロナウイルスの感染拡大を受け急増する非密集・非接触需要に対応するソリューションとして、小売業界向けモバイルオーダープラットフォーム「Bopis Cloud」を本日リリースいたしました。
【本件のポイント】

  • BOPISとは、Buy Online Pickup In Storeの略で、ネットで注文し、店舗で受取るサービス
  • 新型コロナの流行を背景に、非密集・非接触を重要視する消費者マインドへの変化
  • 宅配ロッカー業界No.1の株式会社フルタイムシステムのロッカーと連携可能
  • ジーエルシーでは、BOPIS導入に際しての、構想、システム導入、運用立上げ、を一気通貫でご支援

[Bopis Cloud サービス紹介サイト] https://bopiscloud.geeklabs.co.jp/

新型コロナウイルスCOVID-19)の感染拡大の影響を受け、生活必需品を販売するスーパー、ドラッグストアなど小売店舗は、接触防止や混雑緩和の措置を実施しながら営業を継続しておりますが、接触・密集を避けようとする傾向は当面の間継続するものと予想されます。世界では、オンライングローサリーショッピングの需要が急増しており、かねてよりBOPISに先行して取り組んできた世界最大のスーパーマーケットチェーン、米・ウォルマートでは、EC用のモバイルアプリ、ウォルマート・グローサリーのダウンロード数が2020年4月に過去最高を記録しました(※1)。
当社は、「テクノロジーで暮らしを豊かに」を掲げ、小売業のデジタルトランスフォーメーションを支援する取り組みとして、BOPIS導入・実現のためのシステムプラットフォームを開発、国内の宅配ロッカー業界No.1の実績を有すフルタイムシステム社と共同で、都内のスーパーマーケットにてモバイルオーダー・受取サービスを展開しておりました。このたび、「Bopis Cloud」として小売業界向けモバイルオーダープラットフォームをリリースし、急増する非対面サービス需要への対応を支援するとともに、労働人口の減少を背景に深刻な労働力不足の課題を抱える小売業のデジタルトランスフォーメーションの支援を強化してまいります。
(※1)出典:https://jp.techcrunch.com/2020/04/11/2020-04-09-walmart-grocery-app-sees-record-downloads-amid-covid-19-surpasses-amazon-by-20/

■「Bopis Cloud」の概要
「Bopis Cloud」 は、GLCが提供するBOPIS導入・実現のための、システムプラットフォームです。モバイルオーダーに必要な機能をワンストップで提供し、レジ・POS、ロッカー等の周辺システムとも連携可能(※2)で、現行システムを活かす形での導入が可能です。
(※2)ロッカー、レジ・POSシステムについては、数社と連携実績あり。各社システムとの連携にも応じます。

[運用イメージ]
[提供機能概要]
■“ネット注文・店舗受取”を実現する、フルタイムシステム社「フルタイムピックアップロッカー」との連携

宅配ロッカー業界No.1の株式会社フルタイムシステムのロッカーシステムである「フルタイムピックアップロッカー」と、「Bopis Cloud」を連携させ、都内の食品スーパーマーケットにて商品受取ロッカーサービスを展開してきました。こうした実績をもとに、非密集・非接触サービス需要の高まりに対応すべく、小売業向けの“ネット注文・店舗受取”サービスの構築支援を強化してまいります。


■ 店舗・小売視点のメリット
  • 省人化、省スペース化による収益改善
小売業の収支構造は、粗利を、人件費と不動産費が食いつぶし、特に食品小売業においては低い利益率で展開しているスーパーマーケットが数多くあります。今後、更に、労働人口減少に伴う、人員確保が困難になることへの対策としての省人化ソリューションとしても、売場面積の削減を前提した省スペース化ソリューションとしても、小売業の収益改善に貢献可能です。最低賃金は近年上昇傾向にあり、2030年には時給ベースの実質賃金が2017年より8割増加し2,030円となる推測もあります(※3)。小売業は、コスト増加の抑制や店舗面積の削減による坪効率の最大化を目指す必要があります。(※3)パーソル総合研究所:https://rc.persol-group.co.jp/roudou2030/
  • データ蓄積・活用
新型コロナウイルスの世界的な流行により、これまで現金でしか買い物をしなかった顧客が、ECを利用する傾向はより一層高まっています。これまで現金しか利用せず、ID-POS連携が困難だった顧客が、プラットフォーム上にのることで、より多くの顧客データの蓄積がなされ、DMP、CDP等も活用することで、One to Oneマーケティングをより効果的に行うことが可能になります。

■ 顧客視点のメリット BOPISが導入された店舗では、必要な商品を、手元のスマホアプリで、隙間時間で購入し、当日、指定した時間での受取りが可能です。商品探索時間、買い回り時間、レジ待ち時間など、買い物に関わる時間を削減できるだけでなく、送料の節約にもなります。
  • 接触、密集の回避
対面販売を前提とした小売店舗では、例えば、以下等、様々な箇所に感染リスクが潜んでいます。顧客だけでなく、従業員も可能なら、店舗には行きたくないという価値観への変化が今後発生すると想定されます。
 1. 賞味期限を確認するために触った商品を媒介とした感染リスク
 2. 対面レジでの店員の商品接触を介した感染リスク
 3. 現金を媒介とした感染リスク
 4. レジ待ち行列におけるクラスター発生リスク

■BOPIS導入支援について
ジーエルシーでは、大手外資系コンサルティングファーム出身者が、サービスの企画構想から周辺システムとの連携テスト等、「Bopis Cloud」導入に際して、必要となる検討、作業を全方位でご支援し、確実なサービス立上げを実現致します。
ユーザーに見える部分のアプリだけ作って終わりではなく、運営に必要な管理機能を提供し、既存業務システムとの連携の整合、業務設計、店舗における業務開始の支援等、をトータルでご支援可能なケイパビリティを有している点が、ジーエルシーの特長です。
■ 本件に関するお問合せ先
導入をご検討の場合は以下の宛先にご連絡ください。

ジーエルシーお問い合わせ窓口
URL:https://geeklabs.co.jp/contact

■今後の小売業界向けの取り組み(リテールテック領域での展開)について
小売業界は、いまだに対面販売を是とする文化が根強いものの、この外部環境の変化を機に、withコロナ、Afterコロナを前提としたビジネスモデルへの変換、適応が不可避になってくるものと予想されます。この状況で毎日、レジに立ち、数多くの顧客と接しなくてはならず、いつ感染するかわからない不安の中、働く従業員の方々の働く環境の改善も必要です。アメリカのリアル小売各社は、アマゾンの脅威に対抗するべく、デジタルトランスフォーメーションが推進され、ウォルマートの設備投資の半分以上はIT投資に振り向けられ、中国では、アリババがニューリテール戦略を掲げ、盒馬鮮生の店舗などで新たな取り組みがなされています。これらデジタルに関する取り組みは、ビジネス運営側の都合だけでなく、確実に顧客の利便性を高めるものであり、日本でも先進的な取り組みにフォーカスする企業では取り組みがなされてきていましたが、総じて、「デジタルは二の次、商品と接客が第一」と、デジタルへの取り組みはあまり重視されてこなかった傾向にあります。しかしながら、このパンデミックにより、小売業のみならず、多くの企業がそのあり様を、非接触・非密集を前提、あるいは、担保することが最低条件としたモデルへの変革を迫られている時期であり、「Bopis Cloud」は、その一助を担うソリューションと位置づけています。
今後の取り組みとしては、「Bopis Cloud」に続く、小売業のデジタルトランスフォーメーションを支援する、リテールテックソリューションをリリースしていく予定です。

■ ジーエルシー 会社概要
会社名    :株式会社ジーエルシ
代表者    :金子 裕輔
所在地    :東京都港区芝5-29-20
企業URL   :https://geeklabs.co.jp
プレスリリース一覧:https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/30247

配信元企業:株式会社ジーエルシ

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