ドルトムントを率いるルシアン・ファブレ監督が、後半に6ゴールを奪ったパーダーボルン戦のハーフタイムの舞台裏を明かした。
ドルトムントは5月31日、ブンデスリーガ第29節でパーダーボルンとのアウェイ戦に臨み、6-1で快勝した。
前節、バイエルンとのデア・クラシカーに敗れて7ポイント差を付けられ、逆転優勝の望みが限りなく薄くなった2位ドルトムント。前半は連戦の疲労、敗戦によるモチベーションの低下を窺わせるピリッとしない内容となった。
しかし、後半に入って攻守両面のインテンシティを高めたアウェイチームは、54分にMFトルガン・アザールが決めた先制点を皮切りに自慢の攻撃陣が躍動。先発復帰のMFジェイドン・サンチョがハットトリックを披露すれば、途中出場のDFマルセル・シュメルツァーも2点に絡む活躍をみせ、6-1の大勝を飾った。
ファブレ監督は試合後、無得点から一転、一挙6ゴールを奪った後半のパフォーマンスについて言及。ハーフタイムに選手たちへかけた言葉はわずか“一言”だったと明かしている。クラブ公式サイトがスイス人指揮官のコメントを伝えている。
「ハーフタイムの間に私が彼らにかけた言葉は一言だけだった。『このやり方をやり続ける必要がある』ってね」
「うまくプレッシャーをかけて相手を疲弊させていた。それに彼らがあのペースで試合の最後までもつとは思っていなかった彼らは非常に素早く前線にボールを運んでおり、我々は彼らにカウンターのチャンスを与えたくなかった」
「前半のインテンシティを維持しつつ、ウイングのポジションの動き方を少しだけ変えただけだった。そして、最終的な結果は6-1となった」
なお、パーダーボルン戦での勝利によってバイエルンとの勝ち点差7をキープしたドルトムントは6日にヘルタ・ベルリンとのホームゲームに挑む。
コメント