日鉄ソリューションズ(NSSOL、森田宏之社長)は5月28日、クラウドデータウェアハウスのリーディング企業であるSnowflake Inc、次世代BIプラットフォームを提供するLooker、クラウドデータウェアハウスに特化したデータ連携ソリューションを提供するMatillion Limitedの3社とパートナー契約を結んだと発表した。これらのサービスを連携して大量データを効率的に統合・管理し、リアルタイムビッグデータ分析を実現するクラウドデータプラットフォームとインテグレーションサービスの提供を開始する。

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 速いスピードで変化を続ける市場でDXビジネスを迅速にスタートするためには、源泉となるデータの迅速な収集と活用がカギとなる。今回、NSSOLが提供を開始するSnowflake・Looker・Matillionの組み合わせによるクラウドデータプラットフォームでは、“素早くデータが活用”できる状態を実現することが可能になる。

 Snowflakeは、複数のクラウドで提供される、クラウドネイティブなデータウェアハウスサービス。ストレージとコンピュートを分離した独自のアーキテクチャーにより、優れたクエリパフォーマンス・同時実行性能と運用管理負荷の削減を両立し、効率的な大量データの統合管理を実現する。

 Lookerは、クラウドやオンプレミスの多種多様なデータベースにアクセスし、データを分析・可視化できるBI(ビジネスインテリジェンス)の機能をもったデータプラットフォーム。柔軟性とデータガバナンスを両立させたアジャイル開発を実現し、ビジネスの変化に強いデータ分析環境を継続的に運用することを可能にする。

 Matillionは、クラウドデータウェアハウス向けに構築されたデータインテグレーションツール。使いやすいインターフェースでオンプレミスやSaaSからデータを連携し、フローを素早く簡単に作成できる。データをクラウドデータウェアハウスにロードし、分析などに向けて変換することができる。

 この3つのソリューションを組みあわせたクラウドデータプラットフォームにより、オンプレミスやSaaSなどに散在しているデータをクラウド上へ迅速に統合し一元管理することが可能となる。また、データ分析・可視化の実現など新しく優れた技術やサービスをすぐに利用・試行することができる。さらに、データ管理基盤の運用負荷を軽減し、柔軟性とスケーラビリティーを備えている。

 NSSOLでは、このクラウドデータプラットフォーム提供を皮切りとして顧客のデータエコシステムの基盤作りを実現し、データ活用の高度化によるDXの推進に向けた戦略的な取り組みをITの側面から支援していく。

3社で連携するクラウドデータプラットフォームの概要