英ケンブリッジシャー州ウェントワースで4月18日、6歳のラブラドール・レトリバー“ベラ(Bella)”が、14匹の赤ちゃんを産んだ。この記録はイギリス国内でのラブラドール・レトリバーが一回に産んだ子犬の15匹には及ばなかったものの、飼い主は「ベラは本当によく頑張ったわ」と母犬の偉業を称えている。『Metro』『The Sun』などが伝えた。

ブリーダー歴5年のヘーゼル・ヘッジスさん(Hazel Hedges、31)は4月18日ラブラドール・レトリバー“ベラ”のお産に立ち会っていて想定外のパニックに陥り、寝ていたパートナーのジェイムスさん(James、34)を叩き起こした。

ヘーゼルさんはベラの妊娠中の超音波検査で、獣医から「赤ちゃんは6~8匹くらいですね」と言われていたが、生まれてみると14匹。「今でも信じられないわ」と言うヘーゼルさんは、こう明かしている。

「分娩が始まった時は、私だけで対応していたの。でも次から次へと産まれてきて。私だけでは赤ちゃんのクリーニングが間に合わなくなってしまったのよ。」

「これまでのお産でも獣医が予想した赤ちゃんの数は当たったことがなかったけど、ただ14匹はさすがに想定外だったわ。」

「結局分娩には7時間を要したの。ベラにとっては4度目のお産だけど、今まで本当によく頑張ったから、これが最後になるでしょうね。そしてこのお産は、私にとってもベラにとっても一生忘れられないものになったわ。」

なお14匹の子犬たちの父犬“スクービー(Scooby)”の毛色はイエローで、ベラはブラック。これまでベラが産んだ赤ちゃんは、1匹だけイエローで他は全てブラックというパターンだったが、今回はブラックのオスが4匹、メスが4匹、イエローのオスが3匹、メスが3匹だったそうで「うまくミックスされたみたい」とヘーゼルさんは嬉しそうに明かしている。

元気な14匹は食欲も旺盛で、すでに新しい飼い主が決まっており、6月13日以降の乳離れが済んだ頃に引き取られる予定だという。

ヘーゼルさんは「ひょっとしてベラはイギリス国内の『一度の出産で最も多く子犬を産んだラブラドール・レトリバー』の記録を更新したのではないかしら」と話していたが、2014年にスコットランドで15匹を産んだラブラドールが登録されており、ベラはこれに次ぐ記録を残したことになる。

ちなみに「一度の出産で最も多くの子犬を産んだ犬」のギネス記録は24匹で、イギリスに住むナポリタンマスティフの“ティナ”が登録されている。また自然分娩では昨年、マン島でグレート・デーンとアメリカン・ブルドッグのミックス犬が21匹の赤ちゃんを出産していた

画像は『Metro 2020年5月29日付「Labrador gives birth to one of the biggest litters in history for the breed」(Picture: SWNS)』『The Sun 2020年5月30日付「‘JUST KEPT COMING’ Dog breeder lost for words after Labrador Bella gives birth to 14 puppies」(Credit: GEOFF ROBINSON)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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