アンゴラ出身のフランスU-21代表MFカマヴィンガをレアルが獲得か

 レンヌに所属するフランスU-21代表のMFエドゥアルド・カマヴィンガは、多くのビッグクラブから注目を集める逸材だ。スペイン紙「AS」は、この17歳レアル・マドリード入りを決断し、日本代表MF久保建英らに与える影響についても触れている。

 同紙はカマヴィンガに近い関係者の、選手自身が敬愛するジネディーヌ・ジダン監督の下でプレーする機会に飛びつくだろうというコメントをもとに、今夏にレンヌを離れる場合は、その移籍先がレアルになると伝えた。

 フランス「レキップ紙」の読者が選ぶフランスサッカー界のベストイレブンにも選出されたカマヴィンガは、リーグ・アンではパリ・サンジェルマンPSG)のフランス代表FWキリアン・ムバッペに並ぶ若手の注目株だ。

 カマヴィンガとレンヌは2022年までの契約があり、レンヌのオーナーは、来シーズンにクラブがUEFAチャンピオンズリーグ(CL)の出場権を獲得していることもあり、即座の放出を否定している。レアルの関心は、このストーリを変える可能性はあるが、そのためにはコロンビア代表MFハメス・ロドリゲスウェールズ代表FWガレス・ベイルらの放出が先になる。

 この記事でもう一つ注目されていたのが、カマヴィンガの所有する国籍だ。彼は最近、フランスの国籍が与えられた。これによってレアルのEU外選手枠を使う必要がなくなった。同紙は、「すでにヴィニシウス、ロドリゴ、レイナール、ミリトン、そして久保を抱えるスペインのクラブにとっては、重要な要素だ」と報じている。

 評価額が5000万ユーロ(約59億円)とも報じられているカマヴィンガには、ユベントスPSGも関心を示しているため、レアルは交渉を素早くまとめたいところだという。2019年末にフランス国籍を取得した逸材は、隣国への移籍を決断するだろうか。(Football ZONE web編集部)

レンヌMFエドゥアルド・カマヴィンガ【写真:Getty Images】