レディー・ガガが、ドナルド・トランプ大統領を「愚かな人種差別主義者」だと批判した。

アフリカ系アメリカ人のジョージ・フロイドさんが、逮捕時に白人警察官によって膝で首を押さえつけられたことによって死亡した事件を受け、米国各地で抗議運動が起こっている中、トランプ大統領がさらに逆なでするような発言をしていることについて、ガガが国のトップに立つ人間としての役割を果たしていないと指摘した。

ガガはソーシャルメディアに投稿した長文の声明の中で、長年にわたるアメリカでの人種差別には自分も強い怒りを感じているが、「怒りをさらに助長するような」ことをするよりも、解決策を見つけたいと綴っている。

「どう抗議しても、守ってくれるべきはずのリーダーからの思いやりを受けることはない。一般のアメリカ国民は人種差別主義者、それが事実」
トランプ大統領がその義務を怠っていることは長年分かっていること。彼は世界で最も権力ある椅子に座りながらも、黒人の命が今でも奪われていく中、無知と偏見を提示することしかしない」
「彼が愚かな人種差別主義者であることは、大統領になってから、ずっと分かっていること。彼は人種差別に根付いたシステムや人種差別運動を助長しているだけで、それは誰の目にも明らか。今こそ変わる時」

そして、黒人コミュニティへの支持を呼び掛けている。

「私たちは黒人コミュニティに愛を示す必要がある」
「白人で恵まれた1人の女性として、私はそれを支持すると誓う。恵まれたコミュニティの人間として、人種差別撲滅に対してや、それにより命を落とした人たちのために立ち上がることを十分にしてきていない」
「これは正義じゃない。これは私たちの国を定義する壮大な悲劇。そして、それは長らく続いてきたこと。私は悲しいと同時に怒りを感じている」
「だから私は効果的かつ非暴力的な形で変化すべきことを、出来るだけ伝えていくつもり」