BS12 トゥエルビでは、新型コロナウイルスによる肺炎のため急性岡江久美子さんが主演を務めたサスペンスドラマシリーズ「密会の宿」を、6月3日(水)夜7:00より放送する。

【写真を見る】6月4日(木)放送の「密会の宿2 女と指輪の殺人」には、久保(東幹久)の元カノ・まり(国生さゆり)がやってきて…

佐野洋の推理小説が原作の同ドラマは、北鎌倉の山間に佇む宿「くわの」で次々と起こる難事件に、女将の桑野厚子(岡江)と従業員で小説家志望の久保隆(東幹久)が挑んでいく人気シリーズ。

さまざまな事件に遭遇しながらも、女将として気丈に事件と向き合っていく厚子は、岡江さん自身の芯の強さと優しさがにじみ出た役どころ。久保や刑事の番場(西岡德馬)とのやりとりにも注目だ。

今回は2003年放送のシリーズ第1作「北鎌倉不倫殺人旅行」から、第9作「宝石の甘い罠」(2012年)までの9作品を一挙に放送。誰からも愛された岡江さんの演技に、今一度触れてみよう。

6月3日(水)夜7:00~ 「密会の宿1 北鎌倉不倫殺人旅行」

旅館「くわの」をチェックアウトしたばかりのカップルのうち、男性が旅館近くの崖下で遺体となって発見された。たまたまそばを通りかかった従業員の久保(東幹久)は、その第一発見者となる。

亡くなったのは商社の営業部長・榊原(谷本一)で、彼と一緒に宿を出たのはホステスの小柳繭美(尾道凛)だと判明。繭美は榊原の愛人だった。

繭美は榊原と一緒に宿を出たことは認めたが、その直後に榊原が「誰かがこっちを見ている」と言い、その場で別れたと明かす。

6月4日(木)夜7:00~ 「密会の宿2 女と指輪の殺人」

ある日、久保(東幹久)の元恋人で、記者の江島まり(国生さゆり)が旅館「くわの」に取材で訪れる。女将の厚子(岡江久美子)に密かに恋心を抱いている久保は、まりに他人のふりを願い出る。

その夜、宿泊客の女性がロビーで突然意識を失い倒れる。館内が騒然とする中、女性の亭主がかかりつけの医者を呼び、夫婦は医者の車で病院へ向かった。ところが翌朝、宿泊客のほとんどが現金を盗まれており、「くわの」は大騒ぎになる。

6月5日(金)夜7:00~ 「密会の宿3 北鎌倉 嫉妬と不倫殺人」

厚子(岡江久美子)は、旅館「くわの」でお茶うけに出している和菓子を扱う「しんじょう」の会長・新庄保(佐野浅夫)と話をしていた。すると、宿泊客が急病だと仲居が飛んでくる。その客は「しんじょう」の新入り従業員・渡辺彬(井田國彦)だった。

彬は保の推薦で「しんじょう」に入社するが、社長の新庄誠一(佐戸井けん太)に何故か辛く当たられていた。そして後日、「しんじょう」を訪れた厚子は彬を激しく叱責する誠一を目にする。

6月9日(火)夜7:00~ 「密会の宿4 京都・箱根・鎌倉 不倫カップル失踪殺人」

ある日、宿泊客の田中一郎(徳井優)・明子(伊藤あい)夫妻が荷物を残していなくなり、厚子(岡江久美子)らは首を傾げる。やがて箱根・芦ノ湖で胸を刺された男の変死体が発見され、それが旅館「くわの」に宿泊した男性と判明する。

だが、「田中一郎」という名前は偽名で身元は不明。夜間に宿を出て、タクシーで鎌倉から箱根へ移動した後に殺害されたものとみられる。北鎌倉署の刑事・番場(西岡德馬)らは、「くわの」に聞き込みにやって来る。

6月16日(火)夜7:00~  「密会の宿5 不倫同窓会殺人事件」

大学時代の同窓生という男女6人が、旅館「くわの」にやって来る。厚子(岡江久美子)らは、その中の杉浦(大浦龍宇一)と由紀(中山忍)が度々泊まりに来ていた恋人同士だったと気づくが、現在の二人は苗字も違い、杉浦の左指には結婚指輪があった。

その夜、同窓会メンバーの内数人が食中毒で倒れ、病院へ運ばれる。全員命に別状はなかったが、お銚子の酒に筋弛緩剤が混入していたことが判明する。

6月17日(水)夜7:00~ 「密会の宿6 北鎌倉・年の差不倫殺人事件」

旅館「くわの」は、“美人女将”である厚子(岡江久美子)の笑顔と人柄の良さが売りの一つで、女将目当てで宿を訪れる者も少なくなかった。そんなある日、厚子に惚れていた客の古川重明(不破万作)が遺体で発見される。

事件が起きたのは、古川の妻・真奈美(有沢妃呂子)が厚子と古川の不倫を疑い騒動を起こした直後だったため、厚子に容疑が向けられる。捜査が進む中、10年前に起きた火災事件の真実が、鎌倉彫の根付の秘密とともに明らかになる。

6月18日(木)夜7:00~ 「密会の宿7 奇妙な客が死んだ夜」

旅館「くわの」に偽名を使って宿泊した姉弟が、遺体となって発見された。第一発見者の証言から、姉は絶命する前に「くわのに殺された」と言い残したことから、女将の厚子(岡江久美子)らは、番場刑事(西岡德馬)の事情聴取を受けることに。

その後、姉弟の身許が判明するが、二人は赤の他人であることが判明。厚子は、久保(東幹久)と謎が多く残された事件の真相を追い始める。

■ 「密会の宿8 北鎌倉心中 死ねなかった女」※放送スケジュール調整中

厚子(岡江久美子)が営む旅館「くわの」に、かつて心中を図るも自分だけが生き残った女性・吉岡咲子(高橋かおり)が宿泊する。

ところがその夜、咲子と心中を図った男性の妻・田中綾子(田中美奈子)の遺体が新宿で発見された。周囲の証言から最近二人がもめていたことを掴んだ警察は、咲子を疑い始める。

そんな中、咲子が「番頭の久保(東幹久)が自分のアリバイを証明してくれる」と語ったことから、久保も疑われてしまう。

■ 「密会の宿9 宝石の甘い罠」※放送スケジュール調整中

旅館「くわの」の番頭・久保(東幹久)は、宿にカメラを向ける不審な男・川原(島田洋八)を見つけ口論となる。翌日、その川原が海岸で遺体で発見された。川原は探偵事務所の所長で悪質な調査を繰り返しており、自宅付近には中傷ビラが撒かれていたことが判明する。

その後、厚子(岡江久美子)は懇意にしている明石智子(手塚理美)から、川原の下で働いていた姪の友坂真理子(小沢真珠)が犯人ではないかと相談を受ける。(ザテレビジョン

6月3日(水)放送の「密会の宿1 北鎌倉不倫殺人旅行」