新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、東京五輪の開催が1年延期となった。種目によっては代表選考会が延期や中止に追い込まれているなか、五輪の花形ともいえるマラソンはすでに東京五輪代表が内定している。

 日本はマラソンというスポーツの人気が高い国だと言えるが、中国メディアの全運体育網は28日、「日本人マラソンが一番好き」と題する記事を掲載し、日本のマラソンレベルが高い理由について分析する記事を掲載した。

 記事は、公務員として長く勤務していた川内優輝選手や、ベルリンマラソンで女子としては初の2時間20分の壁を破った高橋尚子選手などの例を紹介。日本のマラソン選手は全体的にレベルがとても高いと評した。

 その理由として記事は、日本の選手の練習量の多さを挙げた。マラソンはとにかく走り込むことで基礎力が付くとしたうえで、普通の国の選手は1か月に400-500キロ走るところ、日本の選手は1000キロも走ると比較している。高橋尚子選手は現役時代、月に1200-1300キロ以上走っていたと言われている。練習量は単に多ければ多いほど良いというわけでもないが、それでもこの練習量は強さの秘訣となっているとしている。

 2つ目は、「特訓に情熱を注ぐ」こと。日本人は「才能には限界があるが、努力には限界がない」といった類の根性論が大好きなためで、これを「愚かな古めかしいロマン主義」とあきれながらも、その努力には敬意を示している。そして、3つ目は「自制心」があること。記事は、日本人はもともと自分を律することに長けており、不屈の精神で苦しみに耐えることをいとわないと分析。苦しくても静かに耐えて走りぬくマラソンは、日本人にぴったりのスポーツだと締めくくっている。

 こうして見ると、確かに日本人の特徴はマラソンに向いていると言えるのかもしれない。マラソンやジョギング愛好家は多く、日本人にとってマラソンは花形のスポーツであり、駅伝は正月の風物詩にさえなっている。日本はこれからも高いレベルを維持していくに違いない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

日本のマラソンはなぜ強い? 「日本人は不屈の精神で苦しみに耐えられるから」=中国