住吉美紀がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの生ワイド番組「Blue Ocean」。暮らしとお金の情報サイト「家計見直しナビ」タッグを組んで、お金や保険のプロに“家計のお悩み”を相談し、日常生活におけるお金にまつわる豆知識を学ぶコーナー「家計見直しナビ presents おさいふ相談室」。5月29日(金)の放送は、ファイナンシャルプランナー・風呂内亜矢(ふろうち・あや)さんがリスナーの質問に答えました。

※写真はイメージです



老後の貯金は2,000万円必要と聞きますが、本当でしょうか? 1人2,000万円? 夫婦で4,000万円? 人によってお金の使い方が違うので、どうしたらいいでしょうか? それなりに貯金をしているつもりですが、これから2人分の教育費もかかるので心配です(埼玉県 会社員 女性)

住吉:まず初めに、“老後の資金2,000万円”問題についておさらいすると……

金融庁の金融審議会・市場ワーキンググループが、総務省統計局の家計調査を基に試算した統計データによると「夫65歳以上、妻60歳以上の無職の夫婦のみの家庭」では毎月の赤字が5万円程度。つまり毎月5万円が足りない生活が30年続いたとすると、5万円×12ヵ月×30年=約2,000万円という試算が紹介されました。

◆自分の老後にいくら必要? どうやって計算すればいい?
風呂内:“入ってくるお金”と“出て行くお金”を整理するのがポイントです。それを掛け算、割り算、足し算、引き算で整理をしていき、いつまで資金が持つかを考える必要がありますね。

例えば……

★入ってくるお金
⇒退職金や公的年金、今のペースで続けた場合の貯蓄額がいくらになるか……etc.
⇒公的年金は「ねんきん定期便」だけでなく「ねんきんネット」などでも確認できます。

★出ていくお金
⇒日々の生活費。
⇒大きくわけると2つの見積もり方法があります。
① 現役時代の7割程度になるというデータをもとにザックリと計算する。
② 通帳などを見ながら、住宅ローンや教育費はなくなる、医療費や娯楽費は増えるかな?……などと想像を巡らせながら、1ヵ月にかかる生活費、支出の部分を出していく。

60歳や65歳までにいくら貯めるかという視点だけでなく、“少し長めに働くとどのくらいお金がもつか”“少し節約したらどのくらいお金がもつか”といった複数のパターンを計算してみると、バランスの良いところを見つけて気持ちが楽になるかもしれません。

住吉:自分に合った計算をすることで、不安を解消できそうですね。

◆老後に必要な資金を計算するうえで、見落としがちなこととは?
風呂内:大きくわけると2点あります。

① 公的年金について確認する
“どうせ公的年金はもらえないんでしょう?”という思い込みから、「ねんきんネット」や「ねんきん定期便」をしっかり見ていないという方が多いです。仮に公的年金を月々12万円貰えるとします。大した額ではないと思う人もいるかもしれませんが、中長期でみると大きな額となります。

② 既にできている対策を確認する
既にできている対策をカウントし忘れて、ゼロから全額貯めていく試算をされる方がいます。退職金が貰えることや個人年金保険に加入していることなど、既にできている対策を確認することは老後資金の計算においてとても重要です。

住吉:「ねんきん定期便」などをチェックしていないという方もいるかもしれませんね。見落としがちなポイントを確認していくことで、不安な要素を減らしていくことができそうですね。ぜひ参考にしてください。

<番組概要>
番組名:Blue Ocean
放送日時 :毎週月~金曜9:00~11:00
パーソナリティ:住吉美紀
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/bo/
特設サイト:https://www.kakeinavi.jp/blue-ocean/
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