横浜みなとみらいホールが、これまでプロデュースしてきたコンサートの音源を、アーカイブ写真とともに配信する「とっておきアーカイブ・シリーズ」を開始し、第一弾として2019年6月28日(金)に開催されたコンサート『ハチャトゥリアンコンチェルツ』より「ヴァイオリン協奏曲 ニ短調」の配信が開始された。

新型コロナウイルス感染症拡大防止のため約2か月にわたり臨時休館となっていた横浜みなとみらいホール。音が消えたホールで、「こんな時だからこそ横浜みなとみらいホールから何か音楽を届けたい」という思いで、今回のアーカイブ・シリーズが企画されたという。

ハチャトゥリアンコンチェルツ』は、池辺晋一郎横浜みなとみらいホール前館長)が企画・監修した、ハチャトゥリアンの3つの協奏曲(チェロ、 ピアノ、 ヴァイオリン)を一気に聴くコンサート。同じ作曲家の異なる3つの楽器による協奏曲を一夜で演奏することは珍しく、同時にオーケストラにとっては大変過酷な試みだったという。指揮に若きマエスト川瀬賢太郎オーケストラは川瀬が常任指揮者を務める神奈川フィルハーモニー管弦楽団が担い、 ソリストには石坂団十郎(チェロ)、 佐藤卓史(ピアノ)、 郷古廉(ヴァイオリン)の3名が登場し行われた。

横浜みなとみらいホール「とっておきアーカイブ・シリーズ」