俳優の山崎賢人吉沢亮5月29日、情報番組「ZIP!」(日本テレビ系)に出演。昨年4月に公開され、興行収入57億円を突破した大ヒット映画「キングダム」の続編が制作されることが発表され、ファンを狂喜させている。

「山崎と吉沢が共演するこの作品は、春秋戦国時代の中国を舞台に、天下の大将軍を夢見る戦災孤児・信(山崎)と、中華統一を目指す若き王・えい政(後の始皇帝・吉沢)の戦いを壮大なスケールで描くエンターテイメント大作。同名の漫画原作の人気が高く、映画化決定当初は主役の信を山崎が演じることを不安視する声も上がっていました」(映画誌ライター)

 これにはワケがあると、前出の映画誌ライターは続ける。

「2017年に公開された山崎の主演映画『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』が原作ファンから批判を浴び大コケ。同年に封切られた同じく漫画が原作の『斉木楠雄のΨ難』はまずまずだったものの、その後の『氷菓』は興行的にも大苦戦。当時『山崎は数字を持っていない』とまでも揶揄されました。ところが昨年公開の『キングダム』は公開されるや大ヒット。山崎の鬼気迫る演技にも賞賛の声が寄せられました」

  戦災孤児に生まれ、ハングリー精神の塊でもある信を演じるにあたり、山崎は炭水化物を絶ち、ブロッコリーと鶏のささ身を中心とした食生活、そして過酷なトレーニングによって10キロの減量に成功。ギラギラする目ヂカラ、気迫のこもった山崎のアクションシーンは、この映画の大きな見どころとなった。

「特に敵のラスボスとして登場する左慈を演じるアクション俳優・坂口拓との格闘シーンは圧巻。『賢人は信と似てて本当に真っ直ぐで剣に迷いがない。鍛えれば本当に半端ない』と坂口も絶賛するほど。この映画が俳優・山崎賢人にとってターニングポイントとなったのでは」(スポーツ紙記者)

 しかも中国でも屈指の映画村と言われる中国浙江省にある象山影視城で、20日間にも及ぶ中国ロケを経験して、山崎自身の心境にも大きな変化があったようだ。

「去年4月に放送された番組『アナザースカイII』(日本テレビ系)に山崎が出演した際、世界的なレベルの人たちが集まった今回の映画に主演したことについて『国とか関係なく何かを伝えられたら嬉しいな』『(いつかは)海外進出したい』と将来の夢を熱く語っています。続編決定も追い風で、山崎の“海外進出”も決して夢ではないでしょう」(放送作家)

 世界に踏み出そうとする山崎賢人の、鬼気迫る演技に期待したい。

(窪田史朗)

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