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大きい、すなわち運転しづらいわけではない

textKentaro Nakagomi(中込健太郎)

免許を取ったばかり、あるいは長いこと運転したことがない人にとっては、大きなクルマはちょっと不安! と思われるかもしれません。

しかし、案外そうでもありません。小さくても四隅の見えにくいクルマより、大き目でもしっかりと車両感覚がつかめるクルマの方が運転しやすい場合があるのです。

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車体の全長、幅ばかりでなく、ハンドルがどれくらい切れるか、四隅がしっかり見渡せるか。タイヤの位置を感じ取ることができるか。こういうところに注目してみると「え?こんなクルマも取り回しいいの?」と思う場合も。

そんなクルマを3台ご紹介します。

メルセデス・ベンツEクラス

メルセデス・ベンツは近年大変多数のモデルラインナップしています。ニーズに合わせてAクラスやその派生モデル、大変な人気を博しています。

実は古くから取り回しの良さを考慮して作られてきており、乗ってみると案外乗りやすいという印象を持つ人が多いものです。

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メルセデス・ベンツEクラス    メルセデス・ベンツ

特に少し前のモデルフロントグリルの上にスリーポイテッドスターマスコットがついているモデルは、かなりこの傾向が強いものです。

センターラインとの位置関係、S字クランクのような比較的狭い路地を縫うように進まなければならないとき、あのマスコットはとても心強い味方になってくれるものです。

ベンツマーク」は他を威嚇したり威張るためについているわけではないのです。

この傾向はさらに大型なSクラスにも感じることができる点でしょう。きわめて高い実用性の集合体と言ってもよいでしょう。

微調整のしやすさ、もし乗る機会があれば、そんなところに是非注意してメルセデス・ベンツに触れてみてください。

トヨタ・ランドクルーザー

陸の王者ランドクルーザー。これも世界中に多くのファンの居るクルマですね。

だいぶ車両サイズが大型化してはいます。

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トヨタ・ランドクルーザー 運転席の風景    トヨタ

もちろん、絶対的な物理的寸法よる狭い道を走ることはできませんが、その車幅よりも広い幅があればさほど難なく分け入ることができる取り回しの良さが備わっています。

シートポジションを合わせて、見まわすと、ボンネットの両端を比較的容易にとらえることができるのです。ミラーで距離と形状をしっかり把握することができるように作られています。

これは現在販売されているプラドはもちろん、シリーズ最大の200シリーズでも同様です。

贅沢でV8エンジンを載せているわけではありません。ひとたび大地をタイヤでとらえたら、微妙なハンドル操作で、細かいアクセルワークをしながら、道なき道を越えていく性能がこのクルマには必要なのです。

そのためのV8エンジンなのです。

普段もっと小さなミニバンに乗っている人がこのクルマに乗って、全長こそ30cm以上も大きいにもかかわらず「はるかに運転しやすい」と言ったのは今でもとても印象に残っています。

日本人が1人もいない場所でさえ、TOYOTAのエンブレムを掲げて活躍するクルマランドクルーザー

ふつうに乗っても取り回しが良く、遥かにフレンドリーであることに驚くかもしれません。そのフレンドリーさこそが、世界中から乞われるランドクルーザーの神髄であると言えるかもしれません。

ロールス・ロイス/ベントレー

いよいよフレンドリーさから一番かけ離れていそうなクルマが出てきたと思われる方もいらっしゃるかもしれません。

ここ最近それぞれのメーカーで全く別のモデルを生産するようになりましたが、かつては、同じボディで味付けを替えてラインナップしていました。

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ロールス・ロイスシルバースピリット

モデル名で言えば、ロールス・ロイスならシルバースピリット/シルバースパー、ベントレーであればミュルザンヌ/エイト/ターボR/ブルックランズ。

「SZ系」と言われるこのモデルたち、ステアリングを握ってまず感じたのは「なんとフレンドリーなのだ!」ということです。

実寸を見ると国産車の大型セダンのあらゆるクルマよりも大型ですし、メルセデス・ベンツSクラスBMWの7シリーズと言った比較的日本でもなじみのある海外の大型セダンよりもさらに大型なのです。

しかし、運転席に座るとずっとナローで、長さもあるものの、前後のサイズ感がよくわかり、軽いがしっかりとしたハンドルの操作感と相まって、「手中に収めている感じ」を強く実感できるものです。

クルマの運転のし易さは、サイズだけで判断するのではなく、タイヤの接地がしっかり把握できるか。車両感覚は掴みやすいか。ハンドルを切った時の舵角は自然か。

そんなことも是非注目してみてください。


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