フランス代表FWのティエリ・アンリ氏が人種差別に自らの思いを記した。

先日のアメリカで白人警官により、黒人男性のジョージ・フロイドさん(享年46)を圧迫死させる事件が発生。白人警官が無抵抗の黒人男性を死に追いやった今回の事件を発端に、アメリカ全土で人種差別反対の抗議運動が広がり、一部暴徒化するなどの社会問題に発展している。

その抗議の輪はフットボール界にも波及しており、ドルトムントイングランド代表MFジェイドン・サンチョや、シャルケアメリカ代表MFウェストン・マッケニー、ボルシアMGのU-21フランス代表FWマルクス・テュラムらが様々な形で人種差別撲滅のメッセージを発信した。

今も怒りが全米各地に飛び火し続け、世界のあらゆる方面からも抗議の声が挙がるなか、メジャーリーグサッカー(MLS)のモントリオール・インパクトで監督を務めるアンリ氏がインスタグラム(thierryhenry)に思いを綴った。

ジョージ・フロイドの悲劇的かつ不必要な死について、自分の気持ちを雄弁に表現すべく、私なりに数日にわたり、考えをまとめてみた。憎しみや暴力的な感情にまかせて吐き出すのは簡単だろう。その気持ちはまだあるが、記してみようと思う」

「なぜ2020年になっても人種差別があるのか? なぜ人種差別主義者たちは自分たちが応援するチームにいる黒人に拍手を送るくせに、路上にいる同じ黒人を罵倒するのか? なぜ社会から人種差別を根絶するためのあらゆる策が機能しないのか? 人種差別はあまりにも長く続いていて、現代社会においても容認されたものじゃない」

「私は暴力や略奪、破壊を提唱しているわけじゃない。それじゃ何の問題解決にもならない。同じく人種差別で苦しむ人をも被害者にしてしまうものでしかない。なぜ同じように苦しみ、迷い、人種差別を受ける人が罰せられなければならないのか? 家族を養うために生涯をかけて働く人々が問題に抗議して罰を受けるのか? それはアンサーにならない」

「しかし、我々は早急な変化が必要で、それを求めている。最も大事なのは変化を求めること。今すぐ起こそう。もう十分だ」

サムネイル画像