うちゃか(@sayakaiurani)さんが、ある女性とのエピソードをTwitterに投稿したところ、反響が上がりました。
昔、投稿者さんが、道を歩いていた時のこと。
ある家から、女性が不安げな表情をしながら出てきて投稿者さんに話しかけました。
本当に、本当に申し訳ないのですが、手を握ってもらえませんか。数秒でいいです。
突然、「手を握ってほしい」と知らない女性から頼まれた投稿者さん。
すぐには言葉の意味を理解できなかったものの、投稿者さんは女性が過呼吸を起こし、少し震えていることに気が付きました。
あまりにも突然のことに、投稿者さんは「幽霊でも見たのかな」と思いつつ女性の手を握ってあげたといいます。
すると、女性は落ち着いてからこのように話し始めました。
本当にごめんなさいね。驚かせちゃったわね。なんか分からないんだけど、時々急に胸にぽっかり穴が空いて、数分先も生きられないような気持ちが襲ってくるの。
今日は私、1人で留守番だったからそのスイッチが入ったのかしらね。
家族がいれば家族に抱きついたり、手を握ってもらったりしていたんだけど、初めて家族が家にいなくて。
もう自分が壊れそうで。叫びながら外走りそうになった時にあなたがいたの。ごめんなさい。
パニックを起こした女性が外に出た時、偶然家の前を歩いていたのが投稿者さんだったというのです。
返答に困ってしまった投稿者さんは、「私、よく夕方この辺を歩いているので、見かけたらいつでも声を掛けてください。私でよければ手も握りますし、一緒におしゃべりもできますよ」と伝えました。
投稿者さんの言葉を聞いた女性は、泣いていたといいます。
この女性との出会いで、投稿者さんが抱いた思いをコメントしていました。
ホルモンバランスの関係や精神的なものもあるかもしれないし、ある日突然何がきっかけになるか分からないけど…。
こうやって誰かに手を握ってもらったり、背中を撫でてもらったりしてほしくなる、そして『生きる』ということがギリギリで難しくなるような感覚に陥る症状は誰にでも起こる可能性はあると思ってる。
そんな時に『なんでもない』感じですぐに適切なサポートできるような人に今後もなろうと思った。
投稿者さんの、エピソードに称賛の声などが寄せられていました。
・吐き出せる相手がいなくてつらくなることがある。理解してくれる人がいるだけで救われます。
・自分も、手を握ってもらって落ち着いたことがある。「手を握って」なんていうのは勇気がいるけど、優しい人が握ってくれた。
・こういうことがあるのか…。瞬時に気持ちを分かって、手を握ってあげられるのは見習いたい。
誰もが突然、投稿者さんのような立場になりうるかもしれません。
過呼吸になっていたり、震えていたりする人から助けを求められたらすぐに手を貸すことのできるような思いやりを常に持っていたいですね。
投稿全文はこちら
昔、道を歩いていたらとある家からすごく不安げな奥様が私のところに出てきて「本当に、本当に申し訳ないのですが、手を握って貰えませんか。数秒でいいです」って言ってきたことがあった。最初は何が何だかわからなかったけど、その方、過呼吸になってたし震えてたし。幽霊とか見たのかなって思った
— うちゃか (@sayakaiurani) May 31, 2020
けど、玄関前の階段に座ってその方が落ち着くまで手を握ってたら「本当にごめんなさいね。驚かせちゃったわね。なんかわからないんだけど、時々急に胸にぽっかり穴が空いて、数分先も生きられないような気持ちが襲ってくるの。今日は私1人留守番だったからそのスイッチが入ったのかしらね」と。
— うちゃか (@sayakaiurani) May 31, 2020
「家族がいれば家族に抱きついたり、手を握ってもらったりしてたんだけど、初めて家族がいなくて。もう自分が壊れそうで。叫びながら外走りそうになった時に貴方がいたの。ごめんなさい」って言ってた。どう答えたらいいのかわからなかったけど、とりあえず「私、よく夕方この辺歩いているので、
— うちゃか (@sayakaiurani) May 31, 2020
見かけたらいつでも声掛けてください。私でよければ手も握りますし、一緒におしゃべりもできますよ」って伝えたら泣いてらした。ホルモンバランスの関係や精神的なものもあるかもだけど、ある日突然何がトリガーになるかわからないけど、こうやって誰かに手を握ってもらったり、背中を撫でてもらったり
— うちゃか (@sayakaiurani) May 31, 2020
して欲しくなる、そして「生きる」ということがギリギリ難しくなるような感覚に陥る症状は誰にでも起こる可能性はあると思ってる。そんな時に「なんでもない」感じですぐに適切なサポートできるような人に今後もなろうと思った。
— うちゃか (@sayakaiurani) May 31, 2020
[文・構成/grape編集部]
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