普段の生活の中で「これは自分でやってしまおう」と思うようなことがあるかもしれません。例えば料理や掃除など毎日のようにしていることなら、問題なくこなせるでしょう。一方で素人ではなかなか難しいこともあります。筆者のこれまでの経験上、素人が手を出さない方がいいなと思うことがいくつかありました。今回は4つ紹介していきます。

「だからプロがいるんだな」と思い知らされる

世の中にはプロと呼ばれる人がいます。なぜそう呼ばれるのかというと、その道を極めているからでしょう。でも見方を変えると「素人が手を出して痛い目にあうのを防ぐため」と解釈できそうです。素人は「なんとなくできそう」と思って始めて、結局途中で頓挫することもしばしば。その後始末をするのもプロの仕事の1つなのかもしれません。

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中身は想像以上に複雑な「エアコンのクリーニング」

2019年の秋に自宅のエアコンのクリーニングを業者さんに頼みました。スプレータイプの自分でできるエアコンクリーニングで掃除はしていたのですが、どうも匂いが気になるようになったからです。これは本気でクリーニングをしないとダメだなと思って業者さんにお願いしました。

料金は2万円近くするのですが、エアコンの部品を外して掃除をしてくれます。この現場を見ていて思ったのは、エアコンを分解して掃除はできるけれど、元に戻せないという事でした。エアコンの内部は思っている以上に複雑で、素人ではいじれないと思います。クリーニングをしても故障してしまうでしょう。それに業者さんなら掃除の用具や洗剤もプロ仕様で全然違うので、お金がかかったとしてもプロに任せた方が安心だと思います。

お金のことはお金のプロにまかせる「資産運用」

私はかれこれ10年以上積立投資をしています(現在は「つみたてNISA」)。以前は自分で株を買ってトレードしていましたが、情報の精度や分析力、もちろん情報量もプロに勝てないと思いました。それに自分でトレードをすると、株価の動きに一喜一憂することもあって、仕事など他のことに集中できません。

もちろんどこにお願いするかは自分で決める必要がありますが、筆者の場合は運用会社と自分の考えが一致していること、信託報酬などで決めました。今はプロに全部任せているので、正直株価が気になりません。あと20年くらいは積立を続けるつもりです。

いつかは伸びるけれど、失敗は許されない「ヘアカット」と「眉カット」

筆者自身非常に不器用なので、ヘアカットは自分でやろうとは思いません。前髪程度なら大丈夫かなと思っても、曲がってしまいます。以前、プロではないけれど器用になんでもこなす人に「ちょっと髪を切って」とお願いしたのですが、やっぱりプロとは違いました。技術面の違いなのでしょうけれど、仕上がりが全然違うのです。

髪の毛だけではなく、眉毛もプロにお願いした方が絶対にいいと思っています。その人の顔の形に合わせて考えてカットしてくれたり、眉の描き方も教えてくれます。眉に関しては、若かりし頃に筆者自身が失敗したことがあるので、形を整えるのはプロに任せた方がいいと思っています。実は今、高校生の娘が眉カットをしたいと騒いでいるのですが、筆者は手を出しません。ちゃんとカットをしてくれるところを探そうという話になっています。

止まってしまうと本当に厄介。「生活インフラ」の修理

我が家のお風呂は灯油を使うタイプで、給湯器を使っています。この給湯器が一度止まってしまったことがあり、自分で直せるのでは?と思ったのですが、無理だとわかりました。先ほどのエアコン同様、給湯器の中の部品が複雑すぎて、いじったら最後元に戻せないと思いました。それに火を扱うので、万が一のことを考えると素人は手を出さない方が絶対にいいと思います。

また数年前に凍結によって水道管に亀裂が入ったようで、水漏れの音がしていたことがありました。蛇口をいじっても直らないので工事をしてもらったのですが、水道管は地下に埋まっているし、家の床下に配置されているので、これもプロじゃないとできないと思いました。

もしかしたらある程度の道具があれば素人でもできるのかもしれません。でも生活のインフラとなる部分は、いったん止まると本当に困ります。そのためプロに任せてきちんと修理をしてもらい、安心感を得た方が気持ちの上でもいいと感じています。

まとめ

お金のことを考えるとついつい自分でどうにかしようと思ってしまうのですが、手を出したことで逆にお金がかかってしまうこともあります。プロは知識も技術も素人より何段階も上です。なぜプロがいるのかを考えたら、プロに任せるべきことは意外に多いのかもしれませんね。