日本が名目GDPで世界ランキングの上位入りしてから久しい。2010年に世界第2位の地位を中国に明け渡してからも、日本は3位をキープしている。中国メディアの百家号は29日、「2010年に中国はGDPで日本を追い越したのに、欧州の強国である英仏独はなぜ日本を追い越せないのか」と題する記事を掲載した。

 記事はまず、GDPの上位3カ国である米国、中国、日本の顔触れは久しく変わっていないが、今年は新型コロナの影響で米国の経済成長は大打撃を受けていると指摘。早くに新型コロナを抑え込んだ中国は経済が回復してきているので、中国が米国を追い抜き、世界一になるまでの時間が短くなる可能性もなくはないとしている。

 それはさておき、欧州には豊かな先進国がいくつもあるのに、なぜ日本はどの国にも抜かれることなくいられたのだろうか。記事は、日本のGDPと英仏独との差はまだ大きいと指摘。日本は長く経済低迷が続いているとはいえ、「腐っても鯛」であり、その経済的実力はなかなか超えられるものではなく、中国でさえ2010年にようやく日本を超えたと伝えた。

 また、日本経済に大きな影響を与えたプラザ合意は、英仏独にも大きな影響となっていると記事は指摘。プラザ合意以降円高が急速に進んだが、英ポンドも仏フランも独マルクもやはり上昇していると伝えた。

 そのうえ、GDPで日本を超えるには、日本以上のスピードで経済成長を遂げる必要があるが、英仏独はそこまでの力強い経済成長はないので、いまだに日本を超えられないのだと論じた。

 中国では、日本は20年も経済が停滞していると強調されがちだが、なんといっても世界第3位の経済体だ。ドイツフランス、英国の3カ国は、いずれも経済的に安定しているとはいえ、GDPですぐに日本を超えるのは難しいと言え、日本の世界第3位はしばらく続くのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

欧州の強国ですら「追い越せない日本」、やはり日本は「腐っても鯛」=中国報道