人は、経験した事でないと本当の痛みはわかりません。だからきっと岡本真夜も涙の数だけ強くなれると言っていたのでしょう。広島のお好み焼きが「広島焼き」と呼ばれるという広島県民を長年悩ませていた問題に、とある東北民が唐突な天才的ひらめきで、この問題にシンクロニシティを感じたことからこの問題は大きく動き始めました。

気付き

東北県民を悩ませる「芋煮」問題。しかしこの問題はネーミングマウントを取られている感があるわけではなく、単純に内容物の話。しかし、もしも山形の芋煮が正統とされ「芋煮」と言われ、他の県の芋煮は秋田煮、仙台煮などと呼ばれたら腹に据えかねるものがあるという気付き。

この気付きにて東北民に理解が広まる

ここでこう書くとキレ気味に「は?」と言われそうですが、他県民には芋煮というモノ自体よくわからないのでもしも「芋煮ネーミング戦争」が起きたら地域の知名度的に仙台の芋煮が正統とされそうな気がします。でも芋煮は全部芋煮ですよね。争いが起こっていなくて良かった。

何で...?

大阪焼きと言われていても確かに良い気がしますが、広島以外の地域で「お好み焼き」と言う食べ物は「関西風」と同じ外見なのでやはりアレが「お好み焼き」と言われている事も納得できます。

広島には広島焼きなんてものは存在しない

だってあれがお好み焼きだからね!という頑固な姿勢を崩さない広島県民。たしかにアレはもの凄く美味しいし、県民のソウルフードなのも頷ける。ジョージ1世ばりに逆にお好み焼きの名称を「あげちゃってもいいさ」と考えると、とても美味しい別物でソウルフードだからこそ区別すべきとも考えられる気もします。

県民の前では言わない、という消極的決着が妥当か

広島焼き、という単語自体が広島では禁句に近いものとして認識されていると考えて正解ということです。では何と呼ぶのが正解なのか。

真の決着

広島焼きという物は存在しないという広島県民の声を踏まえ、正解として80点の答えが「広島風のお好み焼き」で、100点の答えが「広島のお好み焼き」だそうです。というワケで、広島に行った際はそう呼称することにしましょう。

今川焼きほど戦火が全国どころか海外にまで広がってはいなかった広島焼き呼称問題ですが、答えがでてよかったです。考えるきっかけを作ってくれた東北民の方に感謝です。

画像掲載元:写真AC



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お好み焼きを広島焼きと呼ばれる問題、ついに決着かと話題に