ブレーメン戦でブンデス308試合目の出場 チャ・ボムグン氏に並ぶアジア人記録

 ドイツ1部フランクフルトに所属する元日本代表MF長谷部誠が現地時間3日、ブンデスリーガ第24節で日本代表FW大迫勇也プレーするブレーメンと敵地で対戦した。リベロでフル出場を達成した長谷部は、大迫からインターセプトして先制点の起点になるなど3-0の勝利に貢献。この一戦で長谷部ブンデス308試合目の出場となり、かつてフランクフルトレバークーゼンなどで活躍した元韓国代表FWチャ・ボムグン氏に並ぶアジア人最多タイ記録をマークした。

 長谷部とチームメートで2試合連続ゴール中のMF鎌田大地、相手の大迫が3人揃って先発出場。試合は後半16分に動いた。センターバックとしてプレーした長谷部は、大迫のポストプレーに反応。素早くインターセプトして、鎌田へとつなげた。鎌田から味方が左サイドを突破し、最後はポルトガル代表FWアンドレシウバが決めて先制点を奪った。

 最終的に3-0で快勝を収めたフランクフルト。鎌田が決勝点を挙げた前節ヴォルフスブルク戦に続いて2連勝を飾った。長谷部はこの試合でブンデスリーガ通算308試合出場を達成。かつてフランクフルトレバークーゼンで活躍した韓国のレジェンドチャ・ボムグン氏に並ぶアジア人選手タイ記録となった。2007年から在籍したヴォルフスブルク135試合、13-14年シーズンに所属したニュルンベルクで14試合、15年からフランクフルトプレーし、この日で159試合目の出場。偉大な記録を樹立した一戦でさすがの存在感を放った。

 ドイツ放送局「SPORT1」は「日本人はフランクフルトプレーした韓国人チャ・ボムグンと今最高の価値を共有している」と絶賛。長谷部は36歳を迎えた現在でも海の向こうで大きな存在であり続けている。(Football ZONE web編集部)

フランクフルトMF長谷部誠がアジア人のブンデスリーガ出場記録を樹立【写真:Getty Images】