6月3日、巨人の坂本勇人内野手大城卓三捕手の新型コロナ感染が判明し、衝撃が走った。

「同日に予定されていた巨人─西武の練習試合が急きょ中止。巨人の選手に感染者が出たとの報道が流れ、ネット上はファンの動揺の声であふれました。さらに、それが主軸を務める坂本と大城だったことが判明、さらに球団スタッフ2人も感染の疑いがあることが伝えられ、さらに驚きの声が上がったのです」(ネットウオッチャー)

 新型コロナにより延びに延びたプロ野球開幕は、ようやく6月19日に決定していたものの、ネット上ではこれに〈巨人は開幕はムリだろう〉〈いやいや、これでは開幕自体を延ばした方がいい〉といった絶望的な観測であふれたのだが…。

「球団の発表によれば、巨人では5月29日から31日にかけて希望者全員(218人)の抗体検査を実施しており、その中で今回発覚した4人について感染後に回復したことを示すIgG抗体が確認。そこでPCR検査に回したところ、坂本、大城に陽性、ほか2人は陰性の判定が出たという。ただ、坂本、大城についてもウイルスの量は微量で正常値ぎりぎりの『微陽性』、症状もないとのことで、入院はしたものの陰性が確認された時点でチームに合流するといいます」(スポーツ紙記者)

 そのため、19日の開幕については早々にNPBから“変更なし”の発表が出ているのだが、世間的にはどうも引っ掛かる部分があるようだ。

「『微陽性』という聞きなれない言葉が飛び出し、感染経路も説明されていない。さらにIgG抗体が確認されているのにもかかわらず2日の西武戦に2人が出場していた点など、疑問だらけですからね。現時点でも《微陽性ってつまり陽性ということだろう》《西武の選手は大丈夫なのか》《もっと詳細な説明が必要だ》といった声が多く上がっています」(夕刊紙記者)

 ネット上では、19日の通常通りの開幕について賛成・反対の意見が半々といったところか。このままでは、やはり不安だらけのシーズンになりそうだ。

アサ芸プラス