お笑いコンビ・極楽とんぼ加藤浩次(51歳)が、6月4日に放送されたラジオ番組「アッパレやってまーす!」(MBSラジオ)に出演。先日、芸能界から引退した元AKB48渡辺麻友さん(26歳)について語った。

加藤と渡辺さんは、バラエティ番組「めちゃ×2イケてるッ!」(フジテレビ系)で共演。人気企画「爆烈お父さん」で、加藤が渡辺さんの顔を蹴った“事件”では、加藤に対する殺害予告が殺到するなど大きな騒動となった。

この日、番組のオープニングトークで「いやーーー今週さぁ、まゆゆが引退したねぇ。オレ仕事してたからさ、『めちゃイケ』で」と、渡辺さん引退の話題を切り出した加藤。

「極楽まゆゆって、山本(圭壱)さんがいないときに、まゆゆとオレでケンカっていうパターンがあったわけ、めちゃイケで。思い出してね、あの当時を」
「『爆烈お父さん』でまゆゆを回して、まゆゆの顔蹴ったときは、フジテレビとかにもすんげえ殺害予告、1万件くらいオレの殺害予告きたって」
「爆烈があって、そのあとから因縁みたいな形で、コントでさ、まゆゆとさ、ケンカするみたいなのやってた」

そう「めちゃイケ」で幾度かあった共演機会を振り返り、加藤は「ああいうのってあんまりリハとかやらないのね。ある程度、想定台本みたいのがあって、現場でパッパッパッて合わせて本番っていう。でも、まゆゆの場合しっかりやりたいと。1週間前にフジテレビのリハ室とって、今だから言うけど、2人で(ケンカの)リハやったの」「想定台本みたいのあるじゃない、作家さんが想定で書いてるやつさ。それを全部覚えてきてるの。ビックリしたよ。で、一所懸命何回もやってさ。ほんとマジメに。こんな子いるんだって思った記憶があるの」と、渡辺さんの人柄を語る。

そして「それを何回かやったんだよね、2〜3回やったのかな。(毎回)リハやるんだから。こんなアイドルのマジメなしっかりした子がいるんだなって、記憶があるのよ。そういう意味では“ザ・アイドル”というかね、裏表が一切ない」と続け、このたびの芸能界引退には「なんか感慨深いなと思って」と寂しそうに語った。

また、アイドル全般の話として、「だからなんかね、オレ思うのがさ、やっぱりね、適当なほうがね、この世界生き残るんだよ。オレ思うよ。アイドルでもさ、こんなこと言ったらアレだけど、なんかいろいろ問題起こしてる子のほうが残ってるし、やっぱり適当なほうがいいんだよ」とコメント。

渡辺さんの思い出話は続き、「なんかなぁ、と。ほんとに良い子だったから。こんなこと言ったらアレだけど、裏表ある子もいるじゃない。オンとオフをちゃんと切り替える子。でも(渡辺さんは)ほんと変わんなかったから。一所懸命さ。やりたくないよ、オレとケンカなんて。やりたくないでしょ。それをさ、前の日とかに想定台本もらって覚えてきてよ、現場で合わせて全部対応してくれて。あんな良い子いないと思ったもんオレ。オレ意外とファンだったのかもな」と、渡辺さんの引退を惜しんだ。