インドネシア中部にあるスラウェシ島で先月9日、ロズミーニ・ビンティ・ダルウィスさん(Rosmini binti Darwis、16)が兄2人によって殺害された。事件はロズミーニさんが「45歳の従兄と関係を持った」と告白した直後に起きており、20歳と30歳の兄は一家の名誉を汚したことによる“名誉殺人”だと主張している。

16歳のロズミーニ・ビンティ・ダルウィスさんを殺害した罪に問われているのは、ラフマーン(Rahman、30)とスリアント(Surianto、20)で、妹が45歳の従兄ウスマンさん(Usman)と関係を持っていると知って逆上し、自宅で犯行に及んだという。

警察の調べによると、ロズミーニさんは殺害される数週間前から吐き気や失神の発作などを訴えており、家族は呪術を使うシャーマンを訪ねて病気の治療を行ったそうだ。その後、体調を心配したウスマンさんがロズミーニさん宅にやってきたことで、ロズミーニさんは家族に2人の関係を告白。これが兄2人の逆鱗に触れてしまったようだ。

South China Morning Post』では、静かな島の小さな村で起きた事件についてこのように説明している。

「まず逆上したスリアントがウスマンさんに木の棒で殴りかかり、ウスマンさんは恐れをなして逃げ出した。その後ラフマーンとスリアントは近所の若い男性を自宅から引っ張り出し、ロズミーニさんと結婚するよう要求した。しかしこの男性に断られると、2人は自宅に戻ってロズミーニさんを奥の部屋に追い込んだ。そして家族が見ている中で木の棒で叩きつけ、ナタで何度も切り付けて斬首した。」

近隣住民の通報で駆けつけた地元警察は、兄2人を含む家族9名を逮捕し取り調べを行っている。警察は「ロズミーニさんがウスマンさんと性的関係にあったかどうかは証明されてはいない。しかし家族らは、ロズミーニさんが“一家の名誉を汚したことから殺害した”と主張している」と明かした。

『The Sun』によると、名誉殺人は中東や南アジアなどの古い価値観が残る地域で多数報告されているが、インドネシアでは非常に稀であるという。

ちなみに先月にはイランで、35歳男性と駆け落ちした13歳少女が父親に鎌で斬首される事件が発生した。繰り返される悲劇には「暴力を名誉で正当化することはできない」「兄妹なのにどうしてこんなことができるのか」「家族の中に誰も止める人はいなかったのか」「ナタで斬首とはあまりにも残酷」「名誉殺人は犯罪。きちんと処罰されるべき」「悲しいニュース」「約30歳も年が離れた従兄にも責任があるのではないか」といった声があがっているようだ。

画像は『The Sun 2020年6月2日付「PURE SAVAGERY Girl, 16, ‘hacked to death with machete by her two brothers after confessing to affair with 45-year-old relative’」(Credit: Indonesia Police)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

海外セレブ・芸能のオンリーワンニュースならテックインサイト