窪田正孝主演、二階堂ふみがヒロインを務める連続テレビ小説「エール」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)。6月15日(月)から放送される第12週はオムニバス形式となっており、橋本じゅん、井上順、金子ノブアキが出演することが分かった。

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同作は、「栄冠は君に輝く~全国高等学校野球大会の歌~」など数々の名曲を生み出してきた昭和の音楽史を代表する作曲家・古関裕而氏と、妻で歌手としても活躍した金子(きんこ)氏をモデルに、音楽と共に生きた夫婦の姿を描く。

窪田は、福島で代々続く老舗呉服店の長男で、気弱でいじめられがちだったが音楽と出合い、その秘めた才能を発揮して作曲を始める古山裕一を、二階堂が裕一の妻となる関内音を演じる。

橋本は、音の亡くなった父・安隆(光石研)が“一泊二日で地上に帰る権利”がもらえる宝くじに当選し、10年ぶりに「この世」に戻ってくる第56回(6月15日[月]放送)「父、帰る 前編」に出演。「あの世」の門番らしき存在である閻魔様を演じる。

閻魔様を演じた橋本は「連続テレビ小説なつぞら』から程なくでしたので、オファー、本当にうれしかったです!役は正直『???』でした(笑)。衣装合わせの時、僕のアイデアを採用して頂いてやっとイメージできました」とコメントを寄せた。

■ 金子ノブアキ「日々の彩りに加えて頂ける様、ベストを尽くします」

井上は、喫茶「バンブー」の店主・保(野間口徹)と恵(仲里依紗)のなれ初めを紹介する第58回(6月17日[水])に出演。東京・神田あたりの古本屋街で喫茶店を営んでおり、保にコーヒーのいれ方を指南した木下一を演じる。井上は、裕一のモデルである古関とあいさつを交わした経験があるといい、「あのとき先生からエールを頂いたことは約50年経った今でも覚えています」と語った。

また、金子は柴咲コウ演じる双浦環がまだ駆け出しのころ、留学中のパリでの物語を描いた第59回(6月18日[木])、第60回(6月19日[金])に出演しており、パリ在住の若手画家で環の当時の恋人を演じる。金子は「光と影の間に揺れる今村嗣人という男を演じます。日々の彩りに加えて頂ける様、ベストを尽くします。宜しくお願い致します」とコメントした。

■ 制作統括・土屋勝裕氏コメント全文

橋本じゅんさんは、閻魔様という設定の役です。一見怖そうな、とっつきにくい感じですが、実はとってもキュートでちゃめっ気があり、安隆を温かく見守っているという役が橋本さんにピッタリではないかと思い、オファーしました。

井上順さんの木下という役は、コーヒーのいれ方を保に最初に教えたという人物なので、ハイカラでセンスの良いおじさまというイメージの役で、井上順さんにピッタリだと思いました。

そして、久志(山口太幹)の親戚のおじさんということで、久志同様に蝶ネクタイが似合うキャラクターですので、その意味でも井上順さんにふさわしい役ではないかと思いました。

金子ノブアキさんに演じていたただいた今村嗣人は、フランスで修行している若手画家です。前衛的なものを生み出す荒々しい芸術家というオーラがあって、どこか精神的には屈折しているところもある嗣人をうまく表現してくれるのではと思い、金子さんにオファーしました。

橋本じゅんコメント全文

連続テレビ小説なつぞら」(2019年4月~9月)から程なくでしたので、オファー、本当にうれしかったです!役は正直「???」でした(笑)。衣装合わせの時、僕のアイデアを採用して頂いてやっとイメージできました。約30年前、連続テレビ小説「ひらり」(1992年10月~1993年4月)で「六甲おろし」を歌いまくる医師をやり、翌年阪神甲子園球場開幕戦で始球式を依頼され、スタンドを巻き込んで六甲おろし大合唱した事を思い出さずにはおれません。古関メロディよ永遠なれ。

■ 井上順コメント全文

僕は古関裕而先生に直接ごあいさつしたことがあり、先生から「存じてますよ、いつも見てますよ、がんばってくださいね」というありがたいお言葉を頂いた思い出があります。そのころの僕はザ・スパイダース解散後、ソロでがんばっているところだったので、あのとき先生からエールを頂いたことは約50年経った今でも覚えています。オファーが来たときはとてもうれしかったですね。撮影も子ども時代の久志と楽しくできました。

■ 金子ノブアキコメント全文

連続テレビ小説の現場は聖域。久しぶりに参加させて頂いて本当に光栄です。光と影の間に揺れる今村嗣人という男を演じます。日々の彩りに加えて頂ける様、ベストを尽くします。宜しくお願い致します。(ザテレビジョン

パリ在住の画家で環(柴咲コウ)の恋人・今村嗣人を演じる金子ノブアキ