マンチェスター・シティが新たなアシスタントコーチフアン・マヌエル・リージョ氏(54)を招へいするようだ。スペイン『アス』や『マルカ』が報じている。

シティは昨年12月、アシスタントコーチだったミケル・アルテタ氏がアーセナル監督就任を理由に退団。それ以来、アシスタントコーチのポジションは空席となっており、ジョゼップ・グアルディオラ監督も来季開幕前の新たな参謀役の擁立を求めているという。

『アス』によれば、シティは当初、昨季までクラブでプレーし今季から選手兼任監督としてアンデルレヒトに加入した元ベルギー代表DFヴァンサン・コンパニ(34)やグアルディオラ監督がバイエルン時代に指導した元スペイン代表MFシャビ・アロンソ氏(38)を招へいしようとしたが、共に断られたという。

そこで新たなアシスタントコーチとして白羽の矢が立ったのが、グアルディオラ監督が崇拝するポゼッションサッカーの先駆者として有名なリージョ氏だ。スペイン人指導者のリージョ氏は、1981年から監督業をスタートさせ、これまでレアル・ソシエダやアルメリアなど複数クラブを指揮。近年ではバルサ化をかかげるヴィッセル神戸指揮官を務めたが、2019年4月に成績不振を理由に解任された。

その後、2019年8月に当時中国甲級リーグ(2部)に所属していた青島黄海の指揮官に就任すると、昨シーズンは中国甲級リーグ(2部)で優勝を飾り、クラブ史上初となる中国スーパーリーグ昇格を決めた。

これを受け、青島黄海は1月にリージョ監督との契約延長を発表。しかし、同クラブは5日、母親の健康状態や昨今の状況など理由にリージョ監督が退任することを発表した。

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