日本代表にはあまりいない二重国籍選手。しかし、世界に目を向ければ、多くの選手が二重国籍であり、代表クラスの選手ともなれば、その決断を迫られる時がやってくる。

世代別の代表チームからA代表になる際にその決断の瞬間は訪れるが、中には世代別代表から変わらずに代表活動を続ける選手も多い。

今回は、DRコンゴ代表だったかもしれない選手たちをピックアップ。“裏”DRコンゴ代表として、2つ目の国籍としてDRコンゴを持ち、別の国の代表チームで活動する選手たちを並べたところ、そうそうたるメンバーが揃った。

本来のDRコンゴ代表と言われても、思い浮かぶ選手はそう多くはいないのではないだろうか。ビジャレアルで活躍し、現在は北京国安に所属するFWセドリック・バカンプやウェストハムの左サイドバックを務めるDFアルチュール・マスアクなどがいるが、あまりピンと来ないだろう。

一方で、DRコンゴ代表だったかもしれない選手にはベルギー代表FWロメル・ルカク(インテル)や同じくベルギー代表で活躍したDFヴァンサン・コンパニ(アンデルレヒト)、イングランド代表のDFアーロン・ワン=ビサカ(マンチェスター・ユナイテッド)など、各国代表選手が揃っており、特にベルギーが多い印象だ。

また、今回の11人には入らなかったものの、RBライプツィヒのDFのルディ・ムキエレやリヨンのDFジェイソン・デナイヤー、スタッド・レンヌのMFスティーブン・エンゾンジ、クリスタル・パレスのFWクリスティアン・ベンテケらもDRコンゴが2番目の国籍となっている。

◆“裏”DRコンゴ代表
GK
スティーブマンダンダ(35/マルセイユ/フランス)

DF
アーロン・ワン=ビサカ(22/マンチェスター・ユナイテッド/イングランド)
プレスネル・キンペンベ(24/パリ・サンジェルマン/フランス)
ヴァンサン・コンパニ(34/アンデルレヒト/ベルギー)
ジョルダン・ルカク(25/ラツィオ/ベルギー)

MF
デニス・ザカリア(23/ボルシアMG/スイス)
タンギ・エンドンベレ(23/トッテナム/フランス)
ユーリ・ティーレマンス(23/レスター・シティ/ベルギー)
クリストファー・エンクンク(22/RBライプツィヒ/フランス)

FW
ロメル・ルカク(27/インテル/ベルギー)
ミッチー・バチュアイ(26/チェルシー/ベルギー)

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