ブンデスリーガで新たな記録が生まれた。レヴァークーゼンに所属するU-17ドイツ代表MFフロリアン・ヴィルツが、6日に行われた第30節のバイエルン戦でゴールを決めて、ブンデスリーガ史上最年少得点記録を更新した。

 ヴィルツは後半開始から出場し、1-4の3点ビハインドで迎えた89分にペナルティエリア右でパスを受けると、相手選手2人に詰められたが、冷静に左足シュートをゴール左隅に沈めてブンデスリーガ初得点をマーク。17歳34日での得点となり、ブレーメンの元トルコ代表MFヌリ・シャヒンが持っていた最年少得点記録を塗り替えた。

 なお、シャヒンは当時ドルトムントに所属していた2005年11月26日ニュルンベルク戦で、17歳82日でブンデスリーガ初得点を決めていた。

 攻撃的MFのヴィルツは今年1月にケルンU-17チームからレヴァークーゼンの下部組織に移籍。リーグ再開初戦だった5月18日の第26節ブレーメン戦でいきなりスタメンに抜擢され、17歳15日でブンデスリーガデビューを飾った。

 これにより、ドイツ代表MFカイ・ハフェルツ(17歳126日)のクラブ最年少出場記録を更新。さらにブンデスリーガでもシャヒン(16歳335日/当時ドルトムント所属)とケルンDFヤン・アウレル・ビッセク(16歳362日/今季はオランダのローダにレンタル移籍)に続いて、歴代3番目の若さでのデビューだった。

ブンデス最年少得点者となったヴィルツ(写真は5月18日のブレーメン戦) [写真]=Getty Images