リバプール専門メディア南野拓実の特徴と元同僚ナビ・ケイタとの連係に着目

 6月17日から再開されるプレミアリーグで首位を走るリバプールは、21日にエバートンとの「マージーサイド・ダービー」を迎える。再開初戦に向けたトレーニングに励むなか、リバプール専門メディア日本代表MF南野拓実に注目。戦力的な可能性に触れている。

 南野は今年1月、オーストリア1部ザルツブルクから725万ポンド(約10憶円)で加入。同5日に行われたFAカップ3回戦エバートン戦)で新天地デビューを飾ったが、エジプト代表FWモハメド・サラーセネガル代表FWサディオ・マネらが集う前線で十分な出場機会をつかめておらず、ここまでトップチームでは合計357分間の出場にとどまっている。

 チームは現在、1試合消化試合が少ない2位マンチェスター・シティに勝ち点25差をつけトップを独走中だ。30年ぶりのリーグ制覇を目前にしているなか、リバプール専門メディアリバプール・コム」は、南野が持つ特徴に触れながら、長期的な目線で見た場合の戦力的な“可能性”に言及している。

 記事では、「南野はラインの間の小さなスペースを見つけて占有し、ボールを受けてから、周りのチームメイトに素早くボールを預けるか、またはどんな危険な位置からでも加速するために速いペースを利用することに長けている」と長所に言及。ある選手とのパートナーシップが、リバプールの未来を明るく照らすかもしれないと述べている。

 その選手とは、ザルツブルク時代にもチームメイトだったギニア代表MFナビ・ケイタだ。両者は2015-16シーズンオーストリアでも共闘しており、ザルツブルクで見せていた連係を引き合いに、「ケイタは南野の足もとやゴール前の3分の1付近にボールを打ち込むことに成功していただけでなく、南野の動きでポジションを回転させたり、空いているスペースを自分で取ったり、良い関係を築いていた。ザルツブルクで共有していた関係以外にも、お互いを補完するスキルを持っている」と指摘している。

 主力メンバーの年齢を見ると、主将のイングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンが今年で30歳、エースFWサラーが28歳になるなど、中盤から前線にかけて多くの選手がキャリアのピークを迎えつつあるのも事実。そうした意味でも、ともに25歳の南野とケイタは可能性を秘めた存在であり、記事でも「ダイナミックコンビが今季の現主力メンバーに割り込むことは厳しいかもしれないが、クラブの長期的な解決策になるかもしれない」と、期待を込めている。

 リーグ再開後も厳しい競争を強いられそうな南野だが、来季以降の活躍へとつなげるためにも、与えられたチャンスで存在価値を示したいところだ。(Football ZONE web編集部)

ザルツブルクでも共にプレーした経験のあるFWケイタ(左)とMF南野【写真:Getty Images】