アンチェロッティ監督の率いるエバートンが獲得を打診と仏メディア報道

 パリ・サンジェルマンPSG)に所属するブラジル代表DFチアゴ・シウバは、今シーズン終了後にクラブとの契約が満了を迎える。古巣のACミランが獲得に関心を示していると報じられているが、フランスメディア「le10sport」は、プレミアリーグエバートンも獲得レースに参入したと報じている。

 記事によると、PSG新型コロナウイルスの影響もあり、新たなセンターバックの補強が止まった状況だ。そのため、T・シウバに2021年までの契約延長オファーを出したが、交渉はまとまっていない。そんななか、T・シウバの古巣でもあるミラン、そしてミラン時代に彼を指導していたカルロ・アンチェロッティ監督が率いるエバートンが、獲得に乗り出したという。

 2012年にミランが財政難となり、元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチ(現ミラン)とともにPSGへ移籍したT・シウバだが、仮に近日中にミランエバートンとの契約交渉がまとまれば、このままPSGを離れる可能性もあるという。

 8月にはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)の再開も予定されているが、フランスリーグ・アンはすでに中止を決定した。T・シウバの移籍が決まってからも、交渉次第では今シーズンのCLはPSGの一員としてプレーできる可能性はあるというが、もし認められなければ、悲願の欧州制覇を目指すPSGには大きな打撃となりそうだ。(Football ZONE web編集部)

PSGのキャプテンを務めるブラジル代表DFチアゴ・シウバ【写真:Getty Images】