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新しいアウディeトロンGT

text:Tom Morgan(トム・モーガン

アウディの完全電動eトロンGTは、11月のロサンゼルス・モーターショーでの発表を前に、スパイショットが発見された。

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ポルシェ・タイカンの姉妹モデルとなるEVグランドツアラーは、2021年初頭以降、ショールームに登場すると予想されている。

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アウディeトロンGT プロトタイプ

新型コロナウイルスの影響で、ロサンゼルス・モーターショーの開催はまだはっきりしていないが、新しいモデルは予定通り11月に発表されると見られている。

カモフラージュされたテスト車両のラインとプロポーションからは、2018年のコンセプトのカーのデザインが、生産モデルにほぼ引き継がれていることがわかる。

顕著な違いは、コンセプトにはなかったドアハンドルの存在だろう。

インテリアの詳細はまだ明かされていないが、デジタルコックピットとドライバー志向のインフォテインメント・ディスプレイを備えた、コンセプトのレイアウトとほぼ一致すると予想されている。

パワートレイン

WLTPテストサイクルで航続距離400kmを達成する、96kWhのバッテリーを搭載する予定となっている。

350kWの急速充電器に対応し、20分以内に80%まで充電が可能となる。

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アウディeトロンGT プロトタイプ

ホイールベース間のフロアに格納されたバッテリーによって、アウディのR8スーパーカーに匹敵する低重心を実現する。

eトロンGTのコンセプトバージョンは、各車軸に同期モーターを搭載して590psを出力、0-97km/h加速は3.5秒、最高速度は239km/hとなっていた。

アウディは、四輪操舵とトルクベクタリング機能付きのフルタイム四輪駆動クワトロ・システムは、「スポーツカーのような俊敏性と精度」をもたらすと述べている。

生産バージョンは、現在R8を生産しているアウディのベリンジャー・ヘーフェ工場で製造される予定となている。

eトロンGTは、そのベースとなるポルシェ・タイカンより安価となり、英国での販売価格は8万3000ポンド(1142万円)から。


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