元AKB48まゆゆこと渡辺麻友が、6月1日に芸能界引退を発表した。そこで、極楽とんぼ加藤浩次との“因縁”に改めて注目が集まっている。

 事件は2013年の『27時間テレビ』(フジテレビ系)の生放送内で起こった。『めちゃ×2イケてるッ!』のワンコーナー「爆裂お父さん」の特別編まゆゆが出演し、加藤から顔を踏まれるハプニングがあったのだ。これに、加藤のもとには抗議や殺害予告が殺到し、加藤は即座に反応して、「お腹に『ジャンプ』を入れている」と話し、笑いを取る場面も。2018年2月の同コーナーの最終回では、「自分の人生にとってターニングポイントになった」と感謝の気持ちを述べている。

 「爆裂お父さん」は父親の加藤、母親の光浦靖子、息子のよゐこ濱口優ナイナイ岡村隆史らからなる「加藤家」にゲストが出演し、なごやかにトークを進めるも、ちょっとした一言で父親が逆上し、キャラメルクラッチ、ジャイアントスイングなどのプロレス技をかけられるもの。まゆゆ以外にも、多くのアイドルが被害を受けてきた。

 1998年にはモーニング娘。が、デビュー後にバラエティ番組初出演として、同コーナーに登場。飯田圭織が加藤から生足を舐められるハプニングが起こった。飯田は『うたばん』(TBS系)では、とんねるず石橋貴明から「ジョンソン」の名前でイジられており、バラエティ番組向きの人物なのかもしれない。

 まゆゆのハプニングが起こる前年の2012年には、当時AKB48の総監督だった高橋みなみを筆頭に柏木由紀倉持明日香島崎遥香峯岸みなみらが出演。耳フェチだという倉持が加藤の耳をねぶる場面も。彼女を始め、全員が爆裂お父さんから技を掛けられた。

 「爆裂お父さん」は『めちゃイケ』の人気コーナーであり、「投げられる」は知名度も上がるため、ある種の名誉でもあったと言える。ただ、今ならば大問題となりそうな企画でもあろう。それだけ時代が変わっているということなのかもしれない。

加藤浩次