サッカーファンなら誰もが一度は見たことがあるであろう歴史に残るスーパーゴール。今回の企画『Incredible Goals』(信じられないゴール)では、これまでに生まれた驚愕のゴールを紹介していく。

今回は元フランス代表DFフィリップ・メクセス氏がミラン時代に決めたゴールだ。

母国オセールで頭角を現し、その後ローマミランで活躍したメクセス氏。現役時代には度々の暴力行為で退場処分を受けていた武闘派として知られているが、その身体能力の高さも折り紙つきだった。

2012年11月21日に行われたチャンピオンズリーグのグループステージ、アンデルレヒト戦。1-0とリードして迎えた後半27分、MFリッカルド・モントリーボがFKから浮き球のクロスを送ると、ファーサイドのボックスぎりぎりの位置で胸トラップしたメクセスは、エリア外からそのままオーバーヘッドキックを敢行。ボールは美しい弧を描きゴールへ向かうと、相手GKは完全に意表を突かれ反応できず、そのままゴールネットを揺らした。

このゴールはメクセス氏にとってミランでの初得点。身体能力の高さを見せつけるらしい豪快な一発だった。

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