ニューカッスルフランス人FWアラン・サン=マクシマンが、人種差別問題についての見解を語った。

5月25日、アメリカのミネアポリスで黒人男性のジョージ・フロイドさんが白人警察官により殺害された。これは、フロイドさんの首元を白人警官がヒザでおよそ9分間押さえつけたことによるものだった。

フロイドさんの死により、アフリカ系アメリカ人に対する人種差別と、警察の扱いに対する抗議デモが全米で発生。当該の警察官は殺人罪で起訴され、残りの3人は殺人幇助で起訴されている。

この抗議デモはアメリカのみならず、世界中で起きており、SNSでも真っ黒な画像を投稿して追悼するというムーブメントとなった。

プレミアリーグのクラブや選手たちもこの事件への意見を語るなか、サン=マクシマンもイギリスBBC』の『Radio 5 Live』でコメント。誰にでも起こり得ることであると主張した。

「これが母、姉、父に起きたとしたら、僕は死にたいし、仕事にはいきたくないし、何もしたくないと感じるかもしれない。人々はこれを真剣に受け止める必要がある。これが再び起こる必要はないんだ」

「全てを目にするのは難しい。僕はたくさんの映像を見た。そして、人々が傷つくのは見たくない」

「痛みを感じることができる。今は難しい時期だけど、気をつけなければいけない」

「僕はジョージと彼の家族にとても申し訳なくて、とても失望している。僕はこれが多くの人に起こり得ることを知っている。それは、僕の父かもしれないし、兄妹に起こるかもしれない」

「そういうことを踏まえ、僕はサポートのために全力を尽くすことを試みる。僕の国ではないけれど、これはみんなに影響を与えると思うからだ」

「僕たちはどこでも物語を見る。もし、あなた方がサポートや手助けをしたり、何かをしたりできるなら、僕は誰もがただ手助けしたいと思っていると思う」

「これが自分に起きたときの痛みだけを知ることができるけど、それを理解することはできるし、それも重要なことなんだ」

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