フラメンゴに所属するブラジル人MFジェルソン(23)は、わずか1年でヨーロッパに復帰する可能性が高いようだ。

2016年夏にフルミネンセからローマに加入したジェルソンは、当初“左利きポグバ”として大きな期待を集めていた。しかし、ローマレンタル先のフィオレンティーナで大きなインパクトを残せず、昨夏にフラメンゴへ完全移籍し、母国に復帰。

それでも、慣れ親しんだ母国で完全復活を果たしたレフティーは、昨シーズンの公式戦36試合に出場し2ゴール4アシストの数字を残すなど攻守両面で躍動。コパ・リベルタドーレスとカンピオナート・ブラジレイロ・セリエAの2冠、FIFAクラブ・ワールドカップ準優勝に大きく貢献していた。

母国での華々しい復活を受けて、ジェルソンの元にはアーセナルトッテナムからの接触があり、先月初旬には同選手の父親であるマルコス・サントス氏が、問い合わせ段階ではあるものの、複数クラブからの接触を認めていた。

さらに、今回ブラジル『FOX Sports』は、ジェルソンの去就に関する新たな情報を提供している。

同メディアによると、フラメンゴは7500万ユーロ(約92億5000万円)近い負債を抱えており、数選手の売却でそれを補填する必要に迫られているという。

そして、先日にトッテナムが1800万ユーロ(約22億2000万円)のオファーを掲示したとされるジェルソンには、3500万ユーロ(約43億2000万円)の移籍金を要求しているようだ。

また、ジェルソンの関係者によると、クラブは6月20日までに条件を満たす正式なオファーが届くことを期待しており、同選手の代理人もヨーロッパで移籍に向けた交渉を行っている模様。その交渉相手に関しては、チェルシードルトムントの名前が挙がっている。

移籍先については情報が錯綜している感もあるが、ジェルソンのヨーロッパ再上陸の可能性は高そうだ。

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