エバートンの選手とコーチングスタッフが今後3カ月間の給与50パーセントの削減を申し入れた。

世界的流行が続く新型コロナウイルスの影響を受け、3月中旬から中断を余儀なくされているプレミアリーグ6月17日からの無観客でのリーグ再開が決定したものの、多くのクラブは深刻な財政的ダメージを被っている。

そういった厳しい状況の中、エバートンの最高経営責任者(CEO)を務めるデニス・バレット=バクセンデール氏は9日、ファンに向けたオープンレターを公開。コロナ禍でのクラブの現状を説明した際、選手とコーチングスタッフから今後、3カ月間の月給50パーセントの削減が提案されたことを明らかにした。

プレーヤー、監督、バックルームスタッフ、9人のクラブエグゼクティブメンバーを含め、このウイルスの危機が発生した初期には給与の最大30パーセントを削減、据え置きすることで合意していました」

「さらに、前述のメンバーは今後、3カ月間の最大50パーセントの自発的な給与削減を申し出てくれています」

「これまでの削減、据え置きというすべての決定は自発的に申し入れられたものです。理事会を代表して、すべてのエバトニアンを支援する誠実さを示してくれた一人ひとりに心からの感謝を伝えたいと思います」

今回の合意により、コロナ禍以降の非正規を含む全従業員の給与の支払いが引き続き可能となるようだ。

なお、エバートンは21日に行われるリーグ再開初戦で30年ぶりのリーグ制覇まで、あと2勝に迫る首位リバプールとのマージーサイド・ダービーに臨む。

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