21日に予定されるプレミアリーグ再開初戦、エバートンvsリバプールマージーサイド・ダービーが、エバートンの本拠地グディソン・パークで開催されることになった。イギリスBBC』が伝えた。

新型コロナウイルス(COVID-19)の影響によって3月中旬から長期の中断を強いられているプレミアリーグだが、今月17日からのリーグ再開が正式に決定した。

ただ、一部の試合に関しては無観客で行われるスタジアムの周辺に熱狂的なサポーターが集結する可能性が危惧され、コロナウイルス感染防止対策、警備上の問題から中立地での開催が検討されていた。

とりわけ、2位のマンチェスター・シティに25ポイント差を付け、30年ぶりのリーグ制覇まで、あと2勝に迫るリバプールの試合に関しては、同国切っての熱狂的なサポーターの行動が予期しづらいこともあり、慎重な議論が繰り返されてきた。

21日のダービーに関しては、一時グディソン・パークでの開催を断念し、サウサンプトンの本拠地セントメリーズ・スタジアムでの開催も検討されていた。

しかし、リバプールエバートンのサポーターグループによる、「私たちはコロナウイルスの感染拡大を防止する手段としてのロックダウンの重要性をしっかりと理解しており、ファンがスタジアムに近づかないようにし、密集を避けることを薦めています」との共同声明の効果もあり、当初懸念を表明していたリバプール市長ジョーアンダーソン氏も、8日の市議会の会合を前に一転して開催にゴーサインを出していた。

そして、リバプール副市長ウェンディサイモン氏、警察、消防、両クラブのサポーターグループ代表を集めた話し合いが行われた結果、前述のマージーサイド・ダービーを含む、エバートンリバプールの今季残り試合の無観客での開催が許可されることになった。

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