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人はいくつになっても恋をして、その人と生涯をともにしたいと思えば結婚するのに遅すぎるということはないようだ。まさに熟年カップル、103歳と91歳、そして100歳と102歳の新婚夫婦がかつて誕生しているからだ。一方でデートする相手には困らないものの、83歳になり「真のパートナーが欲しい」と熱望する女性もいる。

2015年に結婚したのは、新郎のジョージ・カービーさん103歳と新婦のドリーン・ラッキーさん91歳のカップルだ。イースト・サセックス州の「ランガム・ホテル・イーストボーン」で、6月13日に約50名の招待客が見守るなか挙式した。

過去に結婚していたことがあるジョージさんとドリーンさんは、2015年のバレンタインデーにそれぞれの子供7人と15人の孫、7人のひ孫を招いてディナーを楽しんだが、その席でジョージさんがプロポーズ。ドリーンさんの「嬉しいわ」という返事に家族全員が大喜びしたという。

挙式を終えたジョージさんは「ドリーンのおかげで私は若さを保っていられます。人生の残りの時間をともに生きていきたい」と喜びいっぱいで、ドリーンさんは「今日は皆さんのおかげで本当に素敵な一日となりました」と晴れやかな笑顔を見せた。陽気で元気いっぱいのドリーンさんが、夫となったジョージさんの車椅子を甲斐甲斐しく押す姿が印象的だったという。

ジョージさんとドリーンさん夫妻は長年の友人であったが、一方で高齢者になってから知り合って恋に落ち、結婚したカップルもいる。2019年6月26日に米オハイオ州トレド近郊シルバニアにあるサービス付き高齢者向け住宅「キングストン・レジデンス」で出会った2人がめでたく結婚した。なんと新郎ジョン・クックさんは100歳、新婦フィリスさんは102歳という超熟年新婚カップルである。

ジョンさんもフィリスさんも過去に2度結婚しているが、いずれもパートナーは亡くなってしまった。たまたま入居した高齢者向け住宅で独身の2人が出会ったわけだが、フィリスさんは「実を言うと、ジョンと私は恋に落ちたの。100歳を超えて結婚するなんてあり得ないっていう人もいるでしょう。でも私たちは恋に落ちてしまったのよ」と、乙女のようにときめく気持ちを語っている。

移動には電動車椅子を使用している2人だが、ジョンさんは「私たち2人には共通点がたくさんあってね。一緒にいてとても楽しいんだよ」とのろけているが、フィリスさんは「ジョンは2階、私は1階に住んでいるの。適度な距離感を保つことが大切なのよ。これは結婚しても変わらないわ」と明かしている。

超熟年新婚カップルが誕生している一方で、2019年には「真のパートナーが欲しい」と訴える83歳の女性が話題になった。米ニューヨーク在住のハッティー・ウィーナーさんは50代で離婚したものの、子供2人を育て上げ、3人の孫がいる。ハッティーさんはデートアプリ「Tinder(ティンダー)」をフル活用して好みの若い男性と「1週間に平均3人の男性と‟安全な”性的関係を持っていた」と告白しているが、実は真のパートナーが欲しいという。「私のことを本当に愛してくれて、お互いに燃え上がるような、そんなパートナーが欲しいの。60代のね。今までティンダーで出会った男性とはみんな一晩限り。夜を楽しんだら、それっきり連絡がないの」と嘆いていた。燃え上がるほどの激しい恋をしてみたい、そんな相手が欲しい―そう考えるのに年齢は関係ないようだ。

画像は『CNN 2015年6月15日付「Couple could become world’s oldest newlyweds」』『fox8news 2019年7月3日付Twitter「‘We fell in love with each other’: 100, 102-year-olds get married at Ohio assisted living facility」』のスクリーンショット、『Barcroft TV 2019年11月26日公開 YouTube「‘Tinder Granny’ Quits Dating App To Find Love | EXTREME LOVE」』のサムネイル
(TechinsightJapan編集部 関原りあん)

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