オーストラリアの砂浜で散歩していた犬が、リードを付けていなかったこともあり人間の便を口にしてしまった。しかしこの便に含まれていた幻覚作用を引き起こすキノコの影響で酷い胃腸炎を患い、救急動物病院で一夜を明かすはめになってしまったという。『Daily Star』『WhatsNew2Day』などが伝えている。

豪ゴールドコーストに住むケイシー・リーさん(Kasey Lee)は6月6日、飼っている4歳のパグ“ライリー”(Riley)とともにパラダイス・ポイント(Paradise Point)にある砂浜へ散歩に向かった。ケイシーさんはそこにあるドッグランに着いてリードを外したが、その瞬間にライリーは砂浜にあった便へ近づき、舐め始めてしまったという。

慌てたケイシーさんはライリーの元へ駆けつけて止めようとしたが、既に便を口にした後だった。その後、ライリーはふらついてまっすぐ立つことができなくなってしまったのだ。酷い胃腸炎の症状も現れたため、ただ事ではないと察したケイシーさんは、救急動物病院にライリーを連れて行った。

担当した獣医は、その症状からマリファナの摂取を疑った。しかし尿検査で陰性だったことから、幻覚キノコマジックマッシュルーム」が原因だと確信した。

マジックマッシュルームは、オーストラリアではキノコ採りで間違えて食べてしまうケースや、その幻覚作用を求めてあえて乱用する者もいる。

ライリーはマジックマッシュルームの毒素が抜けるまで、一晩中病院で過ごすことになってしまった。その間、ケイシーさんはずっとライリーに寄り添っていたという。

ケイシーさんはこの経験をフェイスブックに投稿しており、マジックマッシュルームを摂取し便をしたと思われる人物に対し「別の場所で好きにやってください」と憤慨している絵文字とともに記し、怒りをあらわにしている。ユーザーからは「最悪の行動ね。可哀そうなライリー」「信じられない。最低だわ! 犬が可哀そう」とライリーに同情するコメントも数多く見受けられた。

画像は『WhatsNew2Day 2020年6月8日付「Queensland Pug named Riley gets gastro after eating human shit filled with MAGIC MUSHROOMS」(Kasey Lee/Facebook)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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