首位独走のリバプール、再開初戦に勝利し2位シティが敗れればリーグ優勝が決定

 プレミアリーグ新型コロナウイルスの影響により、約3カ月間にわたって中断を余儀なくされていたものの、今月17日から再開される。リバプールは21日にエバートン戦を控えているが、英メディアは日本代表MF南野拓実の先発出場を予想し、「最高のチャンスになる」と指摘している。

 リバプールは今季27勝1分1敗の勝ち点「82」で、プレミア首位を独走。30年ぶりとなるリーグ制覇まで“マジック2”に迫っている。新型コロナウイルスによりリーグは中断していたが、感染拡大が落ち着いてきたため約3カ月ぶりに再開。リバプールは今月21日の再開初戦で、エバートンとの“マージーサイド・ダービー”を控えている。

 南野は11日に行われた練習試合の2部ブラックバーン戦で1ゴール1アシストの結果を残し、6-0の大勝に貢献していたが、英メディア「HITC」は、「リバプールエバートン戦先発メンバーを予想。クロップは4800万ポンド(約54億円)のスターを先発させ、さらに南野もプレーさせる」と見出しを打ち、南野のプレミア初先発を予想している。

 記事では「クロップは、試合勘に苦労している(スコットランド代表DFアンドリュー・)ロバートソンと(エジプト代表FWモハメド・)サラーを起用するリスクを背負いたくないと考えているのは確かだろう。そして、南野と(ギニア代表MFナビ・)ケイタにとっては出場機会を掴む最高のチャンスになる」と指摘していた。

 17日に2位マンチェスター・シティアーセナルとのビッグマッチを控えており、仮にシティが敗戦してリバプールエバートンに勝利すれば、再開初戦でのリーグ制覇が決定する。公式戦7試合に出場しノーゴールと、数字上の結果を残せていない南野だが、先発となれば初ゴールでチームを30年ぶりの優勝に導くことができるチャンスも到来するはずだ。(Football ZONE web編集部)

リバプールMF南野拓実が再開初戦先発か【写真:Getty Images】