アンジャッシュ児嶋一哉(47)が12日、不倫報道で活動自粛中の相方・渡部建(47)がパーソナリティを務めるラジオ番組に代役として生出演し涙ながらに謝罪した。これにお笑いコンビ・極楽とんぼ加藤浩次(51)は「児嶋自体は渡部に愛情があるんだろうなぁ」と述べている。公の場で不祥事を起こした相方のために、頭を下げて謝罪する辛さ、悔しさを加藤自身が重々承知しているからだ。

加藤浩次がMCを務める、朝の情報番組『スッキリ』(日本テレビ系)がスタートしたのは2006年4月。だがこの年の7月、相方の山本圭壱(52)が淫行騒動で吉本興業から専属マネジメント契約を解除された件を、同番組の冒頭で扱う事態となる。加藤は「16年(当時)連れ添った相方がこういう形で報道されるのはすごい腹立ちますし、情けないし、気持ちの整理がついていない状況です。本当に申し訳ありませんでした」と深々と頭を下げ、泣きながら謝罪していた。

この“号泣謝罪”から4年後の2010年4月、加藤はラジオ番組『加藤浩次の吠え魂』(TBSラジオ)でその真相を話している。コンビの解散は考えていない加藤と所属事務所との話し合いは揉めに揉め、彼は朝方に帰宅してすぐに『スッキリ』の現場に向かったという。だが現場でも待ち構えていた事務所のスタッフから「これは言っても良いが、これはダメ」と細かい指示が出され、混乱した加藤は「もう俺の好きに言わせてくれ! 全部謝罪するから」と言い放ち、本番に臨んだそうである。

12日放送のラジオ番組『GOLD RUSH』(J-WAVE)で、渡部の代役として生出演し謝罪した児嶋一哉。「渡部が不倫をしまして…笑えない、たちが悪い、相方から見ても気分の悪い不倫をして騒がせた」と涙声になりながら、「仕事もうまくいきプライベートも順風満帆。天狗だったんですよね、勘違いしてた。人の痛みとか、思いやり優しさがないんですよ。だからこうなった」、「浮気した方々、スタッフ、僕に対する態度も駄目ですよ。なんで傷つくことを平気で言うんだと」と渡部の周囲の人に対する態度の悪さ、思いやりの無さを指摘した。そしてコンビとしての2人の関係性について「僕なんかより全然売れているっていうのもあって、立場的にもなかなか叱ることができなかった」、「こういう僕の弱い部分もあいつを甘やかしたんだなって、思ったりもしてます。アイツに何かを言うっていうことは、本当に10年ぐらいなかったかもしれないですね」と腹を割って話す間柄ではなくなっていたことも明かしている。同番組で児嶋は「本当にすみません」「申し訳ございません」と何度も繰り返していたが、彼はこれからもあちこちで謝罪の言葉を述べ、頭を下げることになるのだろう。

15日放送の『スッキリ』で、加藤は過去に同じような経験をした身として児嶋へ次のような助言をした。これから「よし、頑張ろう!」と前向きになれる時期と「もう、やめようかな」と落ち込む時期が交互にやって来るだろうが、決して一人で悩まないで誰かに相談して欲しいという。「児嶋の周りには助けてくれる芸人や、いい仲間がいっぱいいるから」と優しい励ましとともに、「渡部がどれだけ変われるか。そこから人生をやり直して欲しいなと思いますね」と重みのある言葉で締めくくっていた。
(TechinsightJapan編集部 みやび

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