チェルシーは18日、RBライプツィヒドイツ代表FWティモ・ヴェルナー(24)の完全移籍での獲得合意を発表した。

ヴェルナーは今シーズンのブンデスリーガ終了までライプツィヒに残留し、メディカルチェック受診後、7月頃にチェルシーの一員となる予定だ。

イギリススカイ・スポーツ』が伝えるところによれば、チェルシーは5000万ユーロ(約60億2000万円)に設定されている契約解除金を支払い、ヴェルナーとは年俸1000万ユーロ(約12億円)の5年契約で合意しているという。

リバプールバイエルンマンチェスター・ユナイテッドといった錚々たるビッグクラブからの関心を集めた中、チェルシーを新天地に選んだ24歳のドイツ代表FWはクラブ公式サイトで喜びのコメントを残している。

チェルシーとサインできたことを嬉しく思うよ。この素晴らしいクラブの一員となれることを心から誇りに思うよ」

「もちろん、素晴らしい4年間を過ごしたRBライプツィヒのクラブとファンに感謝を伝えたい。みんなの存在は永遠に僕の心の中にあり続けるよ」

「新しいチームメート、監督、そしてチェルシーファンと共に過ごす次のシーズンを心から楽しみにしている。輝かしい未来のために一緒に向かって行こう」

一方、ビッグクラブとの争奪戦を制したマリナ・グラノフスカヤ女史は、「ティモ・ヴェルナーがチェルシー加入を選んでくれたことを非常に嬉しく思います。彼はヨーロッパ中で求められたプレーヤーです。そのことに全く驚きはありません。彼は若さと将来性、まだ伸びしろを残しながらも実力を証明している稀有なプレーヤーです。今からティモの加入を心待ちにしていますが、RBライプツィヒでの残りシーズンの成功を心から願っています」と、逸材ストライカー確保に目を細めている。

2013年にシュツットガルト17歳でのトップチームデビューを飾ったヴェルナーは、2016年夏にライプツィヒへ完全移籍。加入初年度にブンデスリーガで21ゴールを挙げる活躍をみせ、完全にブレイクを果たすと、爆発的なスピードと突破力を武器にライプツィヒの絶対的なエースに君臨。

今シーズンは若き智将ユリアン・ナーゲルスマン監督の下、アタッカーとしての戦術的な引き出しを増やすと共に、決定力に磨きをかけ、今シーズンここまでの公式戦43試合で32ゴール13アシストという圧巻のスタッツを叩き出していた。

また、2017年にデビューを飾ったドイツ代表では29試合11ゴールの数字を残している。

なお、ライプツィヒは今シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)でベスト8進出を果たしているが、8月初旬にポルトガルリスボンで一斉開催となるトーナメントはエース不在での戦いとなる。

サムネイル画像