木村拓哉主演の木曜ドラマ「BG~身辺警護人~」(毎週木曜夜9:00-9:54、テレビ朝日系)の第1話6月18日に20分拡大で放送された。本作は、2018年1月期に放送された連続ドラマの第2弾。クライアントを“護り抜く”覚悟を持った民間ボディーガード・島崎章を演じる木村のパワーアップした演技が、多くの視聴者をあらためて魅了した。(※以下、ネタバレがあります)

【写真を見る】第1話で高梨(斎藤工)と付き合っていたことが明らかになった菅沼(菜々緒)。菜々緒の美しさにも注目が集まる

■ 「法を犯しても護り抜く」

新シリーズには、前作で章の同僚ボディーガードを演じた斎藤工菜々緒間宮祥太朗も続投。直前に放送されたドラマ「警視庁・捜査一課長2020」(毎週木曜夜8:00-8:54)第7話の最後に、菜々緒と間宮が本作の役柄のままゲスト出演し、期待を高めて第1話がスタートした。

前作では章らは民間警備会社「日ノ出警備保障」の身辺警護課に所属し、チーム一丸となる姿が感動を呼んだ。しかし、新シリーズではIT企業に買収され「KICKガード」と名前を変えた会社の利益優先方針に疑問を感じた章は、組織を飛び出し、私設ボディーガードに転身することに。

第1話は初仕事として、服役していた松野(青木崇高)の警護依頼を引き受ける展開となった。大学の講師だった松野は迷惑を掛けてしまった教授・坂上(神保悟志)に謝罪したいと、章に同行を願ったのだった。

冒頭では高梨(斎藤)らと見事なチームワークで不審者を撃退するシーンがあり、キレキレのアクションをさっそく披露。その後も、目の動きや仕草など細やかな演技とともに、「法を犯しても護り抜くつもりです」と強い覚悟を持ったボディーガードを体現した木村。SNSには「かっこいい」という声があふれた。

■ 木村×斎藤の「誤差なし」バディに歓喜

章の初仕事には、章が会社を辞めた理由を探るため高梨(斎藤)も強引に同行した。そこで、前作で章たちボディーガードが自身の腕時計を見せ、時間に狂いがないことを確認する際のせりふ「誤差なし」が発せられると、視聴者は歓喜した。

その後、実は研究を守るために坂上の罪をかぶっていた松野は真実を明らかにするように迫るが、坂上は松野を道連れに研究のための低温室で死のうとする。低温室に一緒に閉じ込められた章はピンチを迎えるが、高梨との連携で脱出に成功する。

そんな二人の様子に、「バディ感が最高」「ゾクゾクする」「これからが楽しみ」といった感想が続々と上がった。

今後、章はチーム戦から個人戦となり、組織に残ることを選択した菅沼(菜々緒)、沢口(間宮)らとの関係と同時に、各クライアントとの一対一の人間関係が描かれていく。そんな中、「日ノ出警備保障」を買収した大会社の社長で、章の最大の敵となる劉光明を演じる仲村トオル、木村の事務所の後輩である、なにわ男子の道枝駿佑ら新キャストにも注目が集まっている。

■ 「BG~身辺警護人~」第2話 あらすじ

第2話は10分拡大で6月25日(木)に放送。

私設ボディーガードになった章の後を追うように、高梨が「KICKSガード」を辞めた。島崎が立ち上げた個人事務所「島崎警備」に入ることに決めた、と一方的に告げてきた高梨に対し、章は一時の感情で動かないよう諭すが、高梨の決意は固い。

その矢先、「KICKSガード」に所属する沢口が章の元に、“目の不自由な天才ピアニスト”として脚光を浴びる守尾恵麻(川栄李奈)の身辺警護という大仕事を持ち込んでくる。なんでも、恵麻の警護は最初「KICKSガード」が請け負っており、沢口と菅沼(菜々緒)が担当していたのだが、突如降りることが決定。

だが、後任の警備会社が見つからないのだという。経緯を聞いていぶかしがる章。しかし、その理由はまもなく、警護を依頼した所属事務所の代表取締役で、恵麻の実姉でもある守尾美和(谷村美月)の話から明らかになる。なんと恵麻は、悲願の夢だった国際コンクールへの出場権をつかみ、さぁこれから…という時になって、ことあるごとに自殺行為に走るようになったというのだ。

クライアント自身が敵”という前代未聞の案件。だが、章は「敵から護ることには変わりない」と、毅然とした態度で警護を引き受けることに。一瞬はためらった高梨も章に共鳴し、共に警護に乗り出す。だが肝心の恵麻は、章たちに心を開こうとしなかった。やがて、恵麻が何者かに命を狙われる事件が発生。事態は次から次へと思わぬ方向へと転んでいく。 (ザテレビジョン

「BG~身辺警護人~」第1話より