豊原功補、小泉今日子、外山文治監督らで立ち上げた映画制作会社「新世界合同会社」の第1回プロデュース作品「ソワレ」が、8月28日(金)より全国公開されることが決定し、併せて9点の場面写真が解禁された。

【写真を見る】100人以上のオーディションから選ばれた映画「ソワレ」W主演の芋生悠

外山文治監督が、和歌山を舞台に描いたオリジナル作品となる本作。主人公の翔太を演じる俳優の村上虹郎と、100人以上のオーディションから選ばれた芋生悠(いもうはるか)のW主演で、若い男女の切ない逃避行が描かれていく。

解禁された場面写真は、翔太とタカラ、二人のさまざまな表情を切り取ったものとなっている。悲しげな表情で下を向き、切ない感情を強く訴えかけてくる翔太の姿や、強い意思を感じさせる瞳で、しっかりと前を見すえるタカラが映し出されている。

また、夏祭りに向かう予定だったタカラが浴衣姿のまま、翔太と共に逃避行へと走り、電車に乗って街から離れようとする一瞬、どこかも分からない街にたどり着き途方にくれる二人の姿、さらに、タカラの手を強く取り必死に走りぬける背後には警官の姿が映し出されている。

二人の間に、一体何があったのか、想像をかき立てる逃避行の一部だ。

また写真からは、たった二人で、街からも、大人からも逃げ続けなければならない、追い詰められた緊迫感や緊張感が伝わってくる一方で、二人の間には常に一定の距離が置かれ、どことなく気まずい雰囲気が漂っている様子も見られる。

ありきたりのラブストーリーではなく、追われる身になった男女がシリアスな状況下、それぞれに「生きる理由」があることを発見するまでを描いた、ひと夏の物語だ。

■ 気になるあらすじは？

役者を目指し上京した若者、岩松翔太(村上虹郎)が、生まれ育った海辺の街の高齢者施設で、演劇を教えることになった。そして、そこで働く山下タカラ(芋生悠)と、ある事件をきっかけに、先の見えない逃避行を始める。（ザテレビジョン）

全国公開が決定した映画「ソワレ」の主人公の村上虹郎