欧州サッカー連盟UEFA)が18日に執行委員会のビデオ会議を行い、今夏の移籍市場における移籍期限を10月5日に設定するよう、すべての加盟協会に呼び掛けた。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、世界各国のリーグ戦は中断を余儀なくされた。ドイツスペインイングランドなどはすでにリーグ戦を再開。まもなくセリエAも再開の時を迎えるが、3カ月近くの中断によって今シーズン終了や来シーズン開幕の時期が大幅に後ろ倒しとなる。

 UEFAは、18日に行われた執行委員会のビデオ会議後に声明を発表した。

「2020-21シーズンに行われるUEFA主催コンペティション(CL・EL)では、グループステージの選手登録期限が10月6日に設定された。その結果、UEFA執行委員会は全加盟協会に対し、来たる夏の移籍市場の期限を10月5日とするよう呼びかける」

 通常、夏の移籍市場の閉幕は8月31日となっている。新型コロナ禍によってイレギュラーな対応を迫られているサッカー界は、移籍市場でも大きな変化を受け入れようとしている。

UEFAが、今夏の移籍市場の移籍期限を10月5日に設定 [写真]=Getty Images