過去にレイプと監禁被害に遭ったことを赤裸々に告白した歌手ダフィー(35)が、Instagram限定の新曲を披露した。『River In The Sky』と題された楽曲は、深く個人的で感情的な歌詞をピアノ演奏に合わせて歌うスローバラードだ。

現地時間18日、ダフィーはInstagramで新曲『River In The Sky』の動画を公開した。「これから来る良い日々のために。ダフィー」と言葉が添えられ、ピアノ演奏だけをバックにダフィーがソウルフルな声で歌い上げている。

『River In The Sky』の歌詞は、暗闇を恐れていることや夜に彼女のもとを訪れる女性のこと、その人物が痛みに対処する自分を辛抱強く守ってくれる、そして全てから解放されて飛び立ちたい―といったことを綴った内容だ。サビの部分では「空の川のように泣くのはどうしてだろう」と歌っている。

ダフィーは今年2月にInstagramで過去のレイプ被害を告白し、長期間にわたって公の場から姿を消していた理由を明かした。3月にはBBCラジオ2のプレゼンターに向けて「ラジオで新曲を流してもらえれば」といった旨のメッセージとともに、新曲となるラブソング『Something Beautiful』の動画を公開している。この曲はラジオ番組のラストソングとして流された。

前回の新曲発表からおよそ3か月ぶりに美しい歌声を披露したダフィーには、ファンから感動や励ましのコメントが寄せられた。

「あなたはダイヤモンドよ。貴重な声がまだそこにあって、物語を伝えてくれることをとても嬉しく思っているわ。」
「ダフィー、美しい歌をありがとう。」
「君の声を聴いていたら、鳥肌が立ったよ。驚くほどに美しい声だね。」
「これまでに聴いた中で、一番素晴らしい曲よ。あなたの声が恋しいわ。大好きよ。」
「ありがとう。音楽に戻る道を見つけてくれて、嬉しいよ。今の時期、僕たちには君の声が必要なんだ。」

ダフィーは4月に自身のウェブサイトで事件の詳細を綴り、誕生日にレストランで薬物を盛られ、そのまま海外に連れ出されて監禁された事実を告白した。

「このようなことが出来るようになるとは、全く思っていませんでした。ここまでたどり着けたことを、感謝しています。」
「私が今日しているように、話せるという特権を誰もが持つわけではありません。」
「最終的に、最も自分を傷つけたものが、最も自分を癒してくれることに気付いたのです。私は深く非人道的な経験に直面しました。人間だけが、この傷を癒すことができるのです。」

画像は『duffy 2020年6月18日付Instagram「For the better days to come, Duffy」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

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