ちゃんぽん皿うどん佐世保バーガーといった数多のグルメはもちろん、古くから貿易で栄えた伝統が今もなお残り、異国情緒あふれる長崎県には、週末や休日に出かけたいスポットが豊富にある。

【写真】広大な敷地内に資料館、水族館などが存在

今回はおでかけ情報サイト「ウォーカープラス」の持つアクセスデータから、長崎県で人気のおでかけスポット5選を紹介しよう(データは2020年4月1日時点のもの)。

ISLAND LUMINA

約800メートルのなだらかな傾斜がある森の中の道を歩いて進み、最先端技術の光と映像のデジタルアートがつくる幻想の世界を冒険するアトラクション施設。

「恐ろしいドラゴンから宝石を奪い返し、闇の世界になってしまった島に光を取り戻すため、少女ユラと一緒に冒険の旅へ」という内容の約1時間のプログラムで、軽いハイキングができる人なら大人から子ども、お年寄りまで参加できる。⾃然の地形を⽣かしたプログラムのため、登り坂、下り坂、急な階段、地⾯が悪い場所、滑りやすい場所などの箇所がある。歩きやすい服装・靴で参加しよう。

■諫早ゆうゆうランド干拓の里

諫早市公共施設として1994(平成6)年11月にオープンした、総面積12万5000平方メートルの広大な敷地に点在する複合遊園施設。幼稚園・保育園・小中学校の遠足や社会科見学・課外授業、クラス単位で活動する学級レクリエーションなどで、諫早市内外の多くの人が来場する。

諫早湾干拓にまつわる資料を展示した干拓資料館をはじめ、諫早の本明川から有明海に生息する生き物を展示したむつごろう水族館(有料)、本格的な乗馬が楽しめる馬事公園(有料、完全予約制)など、遊戯施設が点在している。

■野岳湖公園キャンプ

野岳湖を中心とする自然公園。多良岳県立自然公園区域内にある野岳湖は、1661年捕鯨で財を成したといわれる深澤儀太夫が1年7か月の歳月をかけて完成させた、周囲3キロの人造湖。この深澤儀太夫は九州捕鯨の草分けといわれ、捕鯨で財を築いたが、大村藩の財政や社会事業に貢献し、灌漑の便をはかり干ばつから領地を守った功績が今でも高く評価されている。

湖畔に沿って設けられたキャンプ場では、持込テントでの宿泊はもちろん、常設テントやバンガローを利用した宿泊も可能。園内にはサイクリングコースや湖の中心を渡る吊り橋などがあり、自然を楽しむことができる。

■させぼシーサイドパーク

JR佐世保駅から徒歩約15分の好立地で、佐世保鯨瀬埠頭にあり、島々への連絡船から自衛隊米海軍の艦船まで、多くの船の往来が見られる公園。そばには上五島や周辺の島への連絡船の船着場「新港ターミナル」などがあり、商用、観光、釣り客で賑わっている。園内には、港らしい風情を感じられる巨大な錨のオブジェがある。

また、シーサイド沿いにのびる遊歩道にはベンチが点在し、港の景観をのんびりと楽しめる。JR佐世保駅からも近く、気軽に散歩や休憩などに利用できる。シーサイドパークでは毎年地元の若者によるイベントも行われており、地元バンドやDJバトルといった催しが行われる。

■えぼしスポーツの里

烏帽子岳の中腹にある、緑あふれる総合公園。1人から4人乗りのさまざまなタイプがそろう「おもしろ自転車」、ゴーカートやボールプール、パークゴルフ、インラインスケート、ストライダーなどの遊具が充実。大芝生広場や高さ6メートルの滑り台、ブランコ、冒険広場などの無料遊具も設置している。このほか、ソリやストリートバスケットなど遊べるスポットが点在。

季節によっては桜やツツジアジサイ、リュウキュウハギなどが咲き誇り、家族そろって1年中楽しめるのも魅力。夏休みや冬休み期間中には、木工教室や門松作り教室が開催される。

時期によってアトラクションや展示内容が変更になる場合もあるので、事前にしっかりと確認を。何度でも訪れたい施設が豊富なので、今から予定を立てておこう。

新型コロナウイルス(COVID-19)感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。

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約1時間のプログラムでナイトウォークが楽しめる